2回目でもおいしい!目がテン!?ライブラリー


1990年上半期6月



恋して不思議 の科学  #038 90/06/24


 なんと「目がテン!」で、恋人さがしパーティーを開催。男性5名、女性6名の見ず知らずの大学生が勢揃い。そのパーティーの模様を別室で行動心理学の権威、山梨医科大学の渋谷昌三教授(当時)に観察してもらい、恋愛を科学してもらおうというのです。

 渋谷教授がまず注目したのは、女性が右脚を上にして脚を組み、男性が左脚を上にして脚を組んでいるカップル。左右対称、シンメトリーが取れていますが、これを“鏡映像的一致姿勢”といい、親しい人同士が語り合う時によく見られる姿勢だそうです。さらに、別の、女性2人、男性1人の3人組では、片方の女性が体を左右に揺らすと、男性も同じように体を左右に揺らしました。この行動を“同調行動(シンクロニー)”といい、好意を持っている時、人は相手の行動を真似しやすいというのです。この男性は、行動を真似した女性の方に好意を持っていたというわけなのです。

所のポイント好きな人と同じ姿勢を取り、同じ行動を取るのが、「目がテン!」流恋愛の秘訣!

馬場さん  パーティーの結果、カップルは2組誕生しました。その内1組は、馬場さんが間に割って入ろうとしたのですが、なんとなく入りきれなかったカップル。渋谷教授はこの2人の社会空間が緊密なため入りづらかったのでは、と解説し、この2人がカップルになることを見事、予想的中させました。(その後、このカップルがどうなったかは、600回へ


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