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飛べ宇宙へ!ロケット  #397 97/09/14


発射するロケット  1992年9月12日、毛利衛さんは日本人初の宇宙飛行士として、宇宙へ旅立ちました。この日を記念して、9月12日は「宇宙の日」となったのです。宇宙といえば、ずばり「ロケット」ですね。

 でも、なぜ宇宙に行くのは必ずロケットなのでしょうか?円を描いて飛ぶ模型のプロペラ飛行機を真空装置に入れます。そして、だんだん空気を抜いていくと…なんと、飛行機は止ってしまいました!プロペラで空気の流れを起こして前に進むプロペラ飛行機は、真空中では飛ぶことが出来ないのです。


所のポイント空気を利用して飛んでいる飛行機では、真空の宇宙には行けない!

 今度は、ドライアイスを燃料とするロケットの模型を装置にいれ、真空状態にしてみると、より加速するではありませんか!飛ぶのに空気を必要としないロケットは、真空中では空気の抵抗がなくなる分、より早く進むことができるのです。さらに、フィルムケースの中に、泡の立つ発泡材を入れてフタをし、逆さまにして置いてみます。発泡材からどんどん気体が発生し、ケースの中の圧力が高まっていきます。そして、突然、ポン!という音とともにケースは空中へと飛びだします!

 机を押す力の反動でケースが飛び上がったように見えますが、同じことを空中でやってみても、ケースは飛び上がるのです!なにも押す対象がないのにどうやって進むのでしょうか?実は、それがロケットの進む仕組みで、作用反作用といい、物を投げ出したり、噴射したりすることによって、物体は必ず反対方向への力を受けるのです。

 今、身近なロケットと言えば、何と言ってもペットボトルロケット。ペットボトルに先端と翼を付けただけのものですが、なんと100m以上も飛びます。まずは、ペットボトルに1/3ほど水を入れ、その上、空気入れで空気も入れます。このとき、内部の空気の圧力が高まり、中の水をその圧力で吹き出すことによって、反作用の力を受け、ペットボトルロケットは推力を得るのです。

 そこで矢野さんは早速挑戦!初心者ながらペットボトルロケットの大会に出場することになったのです!手作りのロケットと、日本テレビの美術さんが作ったかっこいいロケットを持っていざ富山へ!周囲がぞくぞくと100m越えの記録を出す中、目がテン号は……なんと、あらぬ方向へ飛んでいきOB!矢野さんが持って帰った賞状は、美術さんのロケットのデザイン賞だけ……

所のポイントペットボトルロケットは格好だけ良くてもだめ!

ビデオウオールで目がテン3位入賞したロケットが出ているところ
 名古屋にすごいペットボトルロケットを作る先生がいると聞いてやってきた矢野さん。グランドに着いてみると、そこには巨大なロケットが!なんと、本物のロケットのように二段式のものや、ブースターを切り離すことができるものがあるのです!中でも凄いのが、全長約3m、ペットボトル21個を使った超巨大三段式ブースターロケットですが……暑さでロケットを繋げていたビニールテープがゆるみ崩壊!してしまったのです。


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