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科学で解明!長野五輪  #417 98/02/01


 長野オリンピックまで、もう6日。東京(1964)、札幌(1972)、に続いて25年ぶりに日本で開かれるこのオリンピックは今世紀最後の冬季オリンピック。しかし、北緯36度に位置する長野は、実は冬季オリンピックの開催地では史上最南の都市です。同じ緯度にはアテネやラスベガスも位置するという南の都市で、なぜ冬季オリンピックが可能になったのでしょう?

 それには、1500万年前、日本列島を真っ二つに分断する地溝帯、フォッサマグナが重大な役割を担っていました!長野のあたりを縦に走っているフォッサマグナによって、日本はふたつのプレートに分けられ、関東側のプレートが関西側のプレートの下に潜り込み、長い年月の間に造山運動が起こって、北アルプスが出来ました。標高3000mを越える山々には、対馬海流の上を通過して湿気をたっぷり含んだ寒気団が大雪を降らせることになるのです!

道路にたくさん畳が敷き詰められている画
 雪が多量に必要となる冬季オリンピック。今回は最南の地、いつにもまして雪不足が開催前の話題をさらいました。最悪の事態を想定し、長野オリンピックでは様々な対策を施していました。

 例えば、クロスカントリーでは、雪が降る前にコースに敷き詰められたのはなんと1000枚の畳!?大地の熱・地熱から雪を守るためだというのですが……そこで実験!同じ厚さの土と畳をホットプレートの上に置き、さらにその上に雪を載せて、融け具合を比較!すると……見る見るうちに土の上の雪だけが融けていく!


所のポイント日本人の心!畳の断熱性はすごい!


 一方、日本のメダルの期待がかかるスキーのジャンプ。その会場では、雪不足対策として、かつ、安定したジャンプ台作りのために人工雪が使われています。人工雪は普通の雪に比べて、とても固く融けにくいのが特徴。人工雪は圧縮してマイナス40度まで冷やした空気と水を一緒に吹き出し、その空気で水を冷やして雪を作ります。


所のポイント固い人工雪は氷の粒だった!


スラップスケートと普通のスケートの上下ワイプ比較画面
 雪不足の他に、話題を集めているのがかかとのはずれるスラップスケート。爆発的な早さを誇るその秘密は、その構造にありました。かかとがはずれるため、スケートの刃が氷についている時間が長いのです!

 さらに、時間切れで採用とはならなかったものの、世界新を連発するだろうと言われていた驚異のスケートリンクが「氷筍リンク(ひょうじゅん・氷のタケノコ)」。天井から滴る水滴が固まった「逆つらら」状のものが氷筍で、それを薄くスライスしてリンクに敷き詰めます。氷筍は結晶が大きいため、結晶が小さく方向も不均一の普通の氷より、滑りやすいのです。



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