2回目でもおいしい!目がテン!?ライブラリー

夏特集タイ陸の王 ゾウ  #441 98/07/19

 目がテン夏休みスペシャル!意気揚々と矢野さんと魚住アナが出かけたのは、「タイ」。アジアパワー溢れるタイで目がテンが科学するのは巨大な「ゾウ」!タイではバンコク市のマークになるなど、ゾウはとても馴染みの深い動物。古くは軍隊や木材の運搬などに使われ、現在も神の使いなどとして信仰の対象となっています。

 ゾウは長鼻目ゾウ科に分類され、大きく分けてアフリカゾウとアジアゾウの2種類が生息しています。タイにいるアジアゾウはアフリカゾウより耳や身体が小さく、背中が丸まっている、などの特徴があります。しかし、小さいとはいえ、体高3m以上、体重4t以上という超巨体。さすがに矢野さんも大ビビりです。

一円玉を掴んでいるゾウの鼻  とりあえず、小さな子ゾウでゾウに慣れることにした矢野さん。水浴びからウンコの始末まで、巨大なゾウの世話は大変です。獣医さんと一緒に体温測定にも挑戦。そこで取り出したのは普通の体温計。ところが、獣医さんは待つばかりで何もしようとはしません。いったいどうやって体温を測定するのか!?ところがその時、獣医さんが走り出した!ゾウは直腸温を計測するのが難しいため、出来立てのウンコに体温計を差して体温を測定するのです。ゾウの体温は人間とほぼ同じ。しかし、汗をかかないゾウは、水浴びはもちろんのこと、鼻で砂を身体にかけたり、血管の集まっている耳をバタバタ動かして、南国タイの猛烈な暑さをしのいでいるのです。

 ゾウといえば、大きな鼻。よく見てみると、鼻は実に器用。棒を拾って身体を掻いたり、エサの木の皮をきれいに剥いたり。ゾウの鼻は上唇と鼻がくっついた器官で、筋肉に包まれた便利な道具なのです。そこで、ゾウはどこまで器用なのか大実験!日本から持ち込んだのは1円玉。ゾウの大きな鼻は1円玉をつかむことができるか!?大きなゾウは、しばらくもぞもぞしていましたが、見事成功!

所のポイントゾウの鼻はとっても器用!

 ゾウの世話をしていると、子ゾウにやたらと攻撃される矢野さん。挙げ句の果てには足を踏まれてしまう始末。子ゾウだからいいようなものの、親ゾウの足に踏まれたらどうなるのでしょう?そこで、おなじみ感圧紙でゾウの足にかかる圧力を測定してみます。すると・・・体重が2t程度の小さめのゾウでも500kgを越える力がかかっ ていたのです。足の裏を触ってみると、なにやら柔らかく、ゴムのような感じになっています。重い体重をしっかり支えるため、脂肪が多くついていて、クッションのようになっているようなのです。しかし、そんなデリケートな足では反対に傷つきやすいのではないでしょうか?そこで、ゾウの好物バナナのまわりに、まばらに生卵を敷き詰め、卵を上手く避けてバナナにたどり着くことが出来るか実験してみます。すると、ゾウは足を守るために卵を踏もうとせず、ためらっています。そしてついに最後にはひとつも踏まずにバナナにたどりついてしまったのです。
所のポイントゾウは慎重に障害物を避けて歩いている!


ゾウに乗ってジャングルの中で叫んでいる矢野  ゾウを極めるためにはゾウに乗らねば!今までの経験を活かし、矢野さんがゾウ使いに挑戦!もちろん鞍なんてなし。素手でゾウによじ登り、身体ひとつでゾウを前後左右へと操ろうというのです。目の前に広がっているのは広大なジャングル。いざ行かん!

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