放送内容

第1363回
2017.02.19
肩甲骨 の科学 人間科学

 今、注目を浴びている体の部位、肩甲骨!
 実は、肩甲骨パワーを使って驚きの能力を発揮しているスーパースターがいます!その人物とは、北海道日本ハムファイターズの大谷翔平選手!そこで、165キロの豪速球と肩甲骨の関係を目がテンが独占取材!
 さらに、肩甲骨の動きが様々な体の不調と関係しているといいます。
 そこで、自宅で手軽にできる肩甲骨体操の効果を徹底検証!
 今回の目がテンは誰でも健康になれる?!肩甲骨の科学です。

ガチガチ肩甲骨の原因とは?

 街ゆくみなさんの肩甲骨の動きをチェック。
 調査にご協力いただいたのは、理学療法士でもある首都大学東京の竹井仁教授。壁に背中をつけ、腕を上にあげていく方法で肩甲骨の動きを調べます。
 ポイントは、手のひらを下に向けて壁につけながらあげること。
 手のひらが壁から離れたり前を向いたりしていると、肩甲骨ではなく肩の関節が動いてしまうため、肩甲骨の調査になりません。肩の高さのラインに対して45度以上あがれば問題なし。それ以下はガチガチ肩甲骨です。
 痛みを感じたら無理しないでください。

 今回、30人に調査したところ、40%の方がガチガチ肩甲骨だったんです。
 ガチガチ肩甲骨の人の肩の筋肉はどうなっているのか調べてみると、深さ2センチ付近にある肩甲挙筋という肩甲骨とつながっている筋肉が硬くなっていることがわかりました。筋肉が硬くなると血流が悪くなり、肩こりが発生。つまりガチガチ肩甲骨の人は、肩甲骨とつながっている筋肉の多くが硬くなっていたんです。

ポイント1

肩甲骨が動きにくいということは、首から背中にかけての多くの筋肉が硬くなっていた!筋肉が硬くなると血流が悪くなり、肩コリなどの体の不調が発生してしまうのだ!

大谷翔平選手の肩甲骨を独占取材!

 昨シーズン、日本プロ野球界最速の165キロを達成し、日本中の度肝を抜いたスーパースター、大谷翔平選手。今回は、目がテン独占取材!大谷選手の肩甲骨のやわらかさをチェックです!
 すると…腕を腰に当て、肘を前に突き出し、ありえないポーズに!

 実は大谷選手は肩甲骨周りの筋肉が柔らかく、肩甲骨を外側に大きく開くことができるため、肘を前に寄せられるんです。大谷選手によると、肩甲骨の動きが柔らかいと、ボールを投げるときに腕全体を大きく動かすことができるんだそうです。
 さらに、竹井先生に大谷選手の肩甲骨のやわらかさをみてもらうと、先生もその柔らかさにビックリ!ただし、「一般の人がやってしまうとひねりが強くなりすぎて肩が痛むということも出てくるためマネをしないように」と解説。
 大谷選手の肩の動き、むやみにマネをしてしまうと筋肉などを傷めることも。

ポイント2

大谷選手の“柔らかな肩甲骨の動き”が日本最速の豪速球を生んだ秘密の一つだったのだ!

 さらにスタジオでは、竹井先生が「平泳ぎ風体操」を紹介。

<平泳ぎ風体操の手順>

①椅子に座って、腕を水平にグーッと前に伸ばす肩甲骨の間をひろげるイメージで、20秒キープ。このとき背筋を伸ばして、背中が丸まらないように注意して下さい。

②腕を水平にしたまま手前に引く。肩甲骨の間を閉じるようにして20秒キープ。

③肘から先を上に上げて後ろのほうに倒す。肩甲骨を後ろにそらすイメージ。これも20秒。

※痛いと感じる前の、痛気持ちいいところでキープするのがポイント。

肩甲骨体操!たった1週間で驚きの結果が!?

 肩こりに悩む20代から50代の男女20名に集まってもらい、ガチガチ肩甲骨の方を選抜!選ばれたのは、上がった角度が15度以下の、超ガチガチ肩甲骨のみなさん。肩の筋肉の硬さを見てみると…肩甲骨とつながる肩甲挙筋が硬くなっていることが判明。
 そこで4人には、先ほど竹井先生が教えてくれた平泳ぎ風体操のほかに、もう一つレベルアップした立って行う体操も。

 右腕を頭の上に上げ、左腕を背中の後ろに回し、肘を直角に曲げます。
肘の角度はそのまま、勢いをつけずに腕全体を反時計回りに回して、20秒キープ。

 そして、右足を左足の前で交差してワキを伸ばすように体を左に傾け、20秒キープ。

 さらに、その姿勢のまま、鼻を左肩に近づけるようにして、首の右側の筋肉を伸ばします。この時の注意点は、顔を動かすときに、一緒に右肘が動かないようにすること。この姿勢でも20秒キープ。

※左側でも、これと同じ体操を行ないます。

 4人には、2種類の肩甲骨体操を1回3セット毎日朝昼晩の3回、1週間続けてもらいました。
 まずは、肩甲骨の動きがどのくらいやわらかくなったのかを計測。
 一週間前、11度しか上がらなかった53歳の女性は、58度もあがり、見事ガチガチ肩甲骨を卒業!さらに、肩の筋肉の硬さにも変化が。一週間前は肩甲骨につながる肩甲挙筋が硬かったのですが、柔らかくなっていたんです。
 他の3人も同じように肩甲挙筋がやわらかくなっていたんです。

 ということは!大谷選手のようにボールを投げるスピードもあがっているかも?そこで、実験!みなさんに野球のボールを投げてもらいます。1週間前、5球投げてもらい計測した平均が時速41.0km/hだった女性は…なんと平均64.2km/h!なんと、20km/h以上も球速アップ!他の3人も全員、球速がアップしたんです。投球フォームを真上から比較してみると…腕を引き、前に出すときの動きに大きな違いが!竹井先生によると、「肩甲骨が背骨に引き寄せられて前の方に出る、その動きが非常に良くなった。肩が動かないのに腕だけでやろうとしてもスピードでない。大きくスムーズな動きができるようになったということ」と解説。
 さらに、日常生活においても、「肩こりによる吐き気もなくなった」などの変化が!

ポイント3

肩甲骨を意識して動かす肩甲骨体操で、見事、肩こりを解消することができたのだ!