美丘-君がいた日々- | ストーリー

 


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急変した美丘(吉高由里子)は、高梨(谷原章介)の処置により危険な状態は脱したものの、予断を許さない日々が続いていた。太一(林遣都)佳織(真矢みき)始(寺脇康文)は、交代で病院に泊まり込み、美丘に付き添っていたが、美丘は時おり目を覚ましても意識が混濁し、太一たちのことがわかっていないようだった。

ある日、突然美丘の意識がはっきりする。太一が「俺がわかるの?」と聞くと、美丘は「わかるよ……当たり前じゃない」と笑って答えた。うれしさで涙がこぼれそうになるのをこらえる太一。すると美丘は「空が見たい」と言い出した。
高梨の許可を得て、太一は車椅子で美丘を屋上に連れて行く。気持ちよさそうに風を感じながら、太一に「愛してる……太一くんに会えてよかった……」と伝える美丘。そんな美丘を、太一は抱きしめる。二人の間に流れる永遠のような時間。しかし高梨だけは、好転したかに見える美丘の病状が、一時的なものだとわかっていた。

その日、病院からの帰り際に、太一は美丘からiPodを渡される。太一が帰り道で何気なく再生すると、そこには美丘から太一への最後のメッセージが入っていた。「太一くんに伝えたい事がいっぱいあるのに、あたしには時間がないみたい……だから、ここに吹き込むね……」。愕然とする太一は、涙を流しながら美丘の最後の言葉に耳をすませた――。




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