未来シアター

毎週金曜夜11時30分~放送

OA内容

#129 2014/9/19 OA
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  • 「三浦雅之」 「農業家」
    主題歌「種をまく日々/中孝介」

    奈良に古くから根付く伝統の野菜たちを種から育て、
    ミシュランガイドで一つ星の評価を受けたこともある
    農家レストランを作り、

    野菜の可能性を広げる革新者:三浦雅之。

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  • 緑深き奈良の山間
    人々が坂を登った先に見えるのは、とあるレストラン。

    ミシュランガイドで一つ星の評価を受けたこともあり
    予約一か月待ちのこともある人気店「清澄の里 粟」。
    四季折々の野菜を使ったメニューには彩り鮮やかな野菜たちが並ぶ。
    しかしその中をよく見ると普段見かけない野菜の姿も。
    紫とうがらしといわれる獅子唐に似た野菜や、
    仏掌芋と呼ばれるナガイモの一種。
    これらは奈良に古くから根付く伝統の野菜たち。

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  • 三浦のお店のテーブルには伝統野菜が並ぶ。
    この野菜たちは、すぐ裏にある900坪の畑で作ったモノ。
    あたりは雑草だらけ。農薬を使わず、
    自然に優しい栽培法で
    ババゴロシやシマ瓜をはじめ、
    年間100種類以上の野菜を育てている
    三浦はなぜ伝統野菜を育てるのか?

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  • 元々は福祉の仕事に携わっていたが、

    三浦 「福祉や医療のことを考えているときに
        農的な生活をされている方が生涯現役で
        いらっしゃることがわかってきて
        すごく興味をひかれた」

    28歳、この地に移住しゼロから農業を始めたが…
    野菜を作りたくても知識がなく作れなかった。

    しかし謎の若者の熱意に次第に周りも引き込まれた。
    近隣の人の助けで農業は軌道に乗った。

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  • その一方で気になることが…それは、種。
    家族向けにしか作られていない伝統野菜の種を見て、
    芽生えた思い。

    「この種を残したい」

    三浦 「種って自分たちで採ったり地域で取ったり
        することで食文化がつながっていく
        その土地の風土とか記録を
        次の世代に繋いでいけますし
        採っていくと愛らしくなります」

    自分を受け入れてくれたこの土地への恩返し。
    遠い将来を夢見て、三浦は種をまきつづけた。

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  • しかし伝統野菜自体は周囲に知られていなかった。

    三浦 「魅力を知ってもらえないと
        種を採るためだけに種を採る人はいない」

    模索する中、妻・陽子さんのアイデアがレストランだった
    そうしてオープンした農家レストランはたちまち話題に。
    それでも、地域の人たちとの関係は変わらない。
    地域に助けられ、地域を助けるレストラン。
    いつしか集落には活気が。

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  • そして、今日も三浦は、畑にいた。

    三浦の野菜作りは、里づくり。
    古き良き種と知恵をこれからも継いでいく…

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  • 「島田旭緒」 「義肢装具士」
    主題歌「幸せを抱きしめよう/FUNKY MONKEY BABYS」

    関接に障害を持ち、歩くのが不自由になったネコや、
    脊椎を痛め歩行困難になってしまった犬が歩けるように。
    救ったのは、患部を固定する「装具」と呼ばれるもの。
    これまでおよそ7000頭もの動物を手助けした、
    日本初の動物専門の義肢装具士、革新者・島田旭緒。

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  • 島田の装具作りは、獣医師からの依頼を受けて始まる。
    (注:獣医療関係者以外の方からの依頼はお受けしておりません。) 
    まずはサイズをはかり、足の型をとる。
    そしてその型にあわせて犬の足を再現し型紙をおこす。
    型紙に合わせ生地を裁断し、丁寧に縫い合わせていく。
    最後に固定用の金具を取り付ければ完成。
    個々の特徴、症例に合わせ、ひとつひとつ装具を作る。

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  • 学生当時、動物専用の装具は無かった。
    島田『まだ誰もやっていないから、やってみたかった』
    人間の義肢装具会社を経て、
    日本初の動物専門の義肢装具会社を設立。
    困っているペットを助けたい。
    ひたすら技術を追求した。
    だが、飼い主達の反応は今ひとつ。

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  • そんな中、獣医師に言われた言葉が島田の転機となる。
    【相手の気持ちを汲む努力をしなさい】
    島田が作った初期の装具は固い材質のものを多く使用。
    効果は高かったが、動物たちは着けるのを嫌がった。
    島田は悩んだ。
    効果もあり、飼い主とペットのためになるものとは。

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  • 島田が改良を重ねて作った装具は、
    強度を保ちつつ、長期間の装着でも
    皮膚が痛くならない優しい生地を使用。
    擦れやすい部分は綿を入れ少し厚めに。
    蒸れにくく丈夫なメッシュを使う心遣いも。
    じん帯が切れた膝まわりを固定するには、
    角度の調整が可能な金具で自由度を確保。
    その丁寧な手仕事は口コミで広がり、
    今では年間2000件もの依頼が!

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  • そんな島田が今回、挑んだ課題。
    それは、脳と脊髄の障がいで神経麻痺がある
    ポメラニアン用の装具。
    右前足が踏ん張れず開いてしまうため上手く立てない…
    飼い主の願いに応えたい島田。
    作った装具は体を覆う部分を極力少なくし、
    生地は固定力のあるやや固めを使用。
    右前足を適度に内側に引っ張るよう調整。
    その装具は優しさに溢れたもの。

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  • 後日、元気に歩くポメラニアンの姿が!
    飼い主とペットの幸せのため、今日も装具を作り続ける。