未来シアター

毎週金曜夜11時30分~放送

OA内容

#133 2014/10/17 OA
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  • 「丸田孝明」 「流通業」
    主題歌「SKY/大橋卓弥」

    東京から南へ、180キロほども離れた三宅島。
    ここで獲れた魚は、都心の店に並ぶまで3日もかかる。
    日持ちがしないものは、主に加工品として
    島の外へ流通される。
    今まで見向きもされなかった伊豆諸島の食材に光を当て
    流通に革命を起こした革新者・丸田孝明

    人生を賭けた、その想いとは…

    「新たなるテイクオフ」

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  • 丸田が目をつけたのは
    これまであまり知られていなかった「調布飛行場」。
    調布と伊豆諸島の島々とは定期便で結ばれており、
    船で7時間ほどかかる三宅島からは
    飛行機ならわずか50分足らず。
    この直行便を使って、伊豆諸島の島々から
    新鮮な食材を、直接、調布の街に届ける。
    島々と調布を飛行機で結ぶ、丸田のアイデア。

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  • 東京の大手旅行代理店に勤め、会社人間だった丸田は
    60歳で退職し、調布の街に移り住み
    悠々自適に暮らすはずだった。しかし
    「何らかの形で社会とは繋がっていたい」
    企業人から地域人になることを決意。
    終の住処・調布で自分が出来ることは何か?
    地域交流会にも積極的に出向き、模索した。

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  • 仕事柄、各地の路線を熟知していた丸田はひらめいた。
    調布飛行場を活用する試み。
    新鮮な食材で調布と伊豆諸島を繋ぐ
    利益度外視の挑戦だった。
    そして、これは地域に自らの居場所をつくること
    でもあった。

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  • この日、向かった先は伊豆大島。
    新鮮な島の野菜を求めてやってきた。
    秋から旬の名産「明日葉(あしたば)」。
    採れたてが届く調布の店には
    太い茎まで食べられるものが並ぶ。
    「葉から茎まで全部食べてくれるから有り難い」
    と生産者も喜びの声。
    離れていても、繋がることでそれぞれが活気づく。

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  • そして、新鮮な島の魚を届けにやってきたのは
    食育に力を入れる保育園。
    さばく前の新鮮な魚を子ども達に見せてあげたい。
    社会と繋がりをもつために
    自ら開拓した地域活性の道。

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  • 「人の笑顔をずっと見続けたい」
    そんな丸田の想いはみんなのものに。
    調布と伊豆諸島という地域の希望を乗せ、
    さらに大きく羽ばたいていく。

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  • 「天野篤」 「順天堂大学 心臓血管外科医」
    主題歌「彼方/小田和正」

    2012年、天皇陛下のバイパス手術を執刀し、
    世間の注目を集め、
    昨年、執刀した手術は500件以上。
    その成功率は奇跡とも言える99.6%を誇る、
    革新者・心臓血管外科医 天野篤
    その知られざる原点とは。

    「つながるいのち」

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  • 日本人の三大死因のひとつ心臓病。
    その中で、最も多いのが狭心症や心筋梗塞。
    心臓の表面を通る冠動脈が狭まるなどして
    酸素や栄養が行き渡りにくくなり、
    最悪の場合は死に至る。
    この症状に多く施されるのが、
    新たに血を流すための道を作る、
    冠動脈バイパス手術。
    その世界で、「神の手」を持つといわれる男、天野篤。

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  • この日天野が抱える手術は全部で4件。
    午前9時、一件目の手術を開始。
    血管はおよそ2ミリ。
    天野の操る糸は髪の毛より細い。
    高い集中力を要する作業、
    天野はこの時、瞬きがとまる。
    3時間に及ぶ手術が終了し、昼の12時。
    15分だけ休憩し、2件目の手術へ。

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  • 高校の頃にはすでに
    心臓外科医になると決めていた天野。
    知識を蓄え、手術について
    全責任を負う執刀医となった34歳。
    人生を変える出来事が…
    それは、重度の腫瘍を持つ20歳の女の子の手術。
    すでに転移の可能性はあったが、
    手術をしなければもって2週間。
    天野は厳しい手術に挑んだ。

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  • 結果、腫瘍は取り除かれ、見事に社会復帰を果たした。
    だがその後、肺や脳への転移が進行し、
    1年後、その生涯を閉じることとなった。
    天野『失意ですよね。でも本人が望む時間を
       つくってあげられるのが僕らの強み。
       それを教えてくれたのが
       さっちゃんの手術だった。』
    医師の務めを再認識した、その矢先。
    長きに渡り心臓病と闘っていた父が他界。
    実は、天野が心臓外科医を目指したのは、
    父親を治したいという思いからだった。
    その救えなかった命に応えるためにも…

    〜生命を救う可能性を広げたい〜

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  • 従来の冠動脈バイパス手術はポンプを使い、
    心臓を止めて行うため、患者に負担がかかった。
    そこで、天野は心臓を止めずに行う術式を新たに導入。
    患者の負担は軽くなるが、高度な技術が必要とされた。
    天野は明日を夢見る多くの命を救うため、
    我が身を削り、寝る間も惜しんで、腕を磨いた。

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  • そしてこの日、
    4件全ての手術が終わったのは夜の10時20分。
    なぜ、ここまでやって来られたのか?
    天野『父親が元気になっていたら
       多分やってないんじゃない?この仕事。
       申し訳ない気持ちもあるし。
       どこかで 許してくれるかなと。』

    限界の、そのはるか先へ。
    天野は今日も現場へと向かう。