未来シアター
毎週金曜夜11時30分~放送


「野崎舞夏星」 「女子相撲選手」
主題歌「don't cry anymore/miwa」その革新者は高校2年生、まだ16歳。
おしゃれにだって興味はある。
けれどそれ以上に、彼女は心を奪われてしまった。
そう、相撲に。
革新者・女子相撲選手、
野崎舞夏星(のざきまなほ)
彼女の最大の武器は、スピードと足腰の強さ。
中学にあがると50キロ未満の軽量級では
向かう所、敵なし。数々の大会で優勝をさらってきた。
その彼女が、次なるステージに挑む。「頂点を目指して」

幼い頃から運動神経は抜群。
小学生になると、兄を追いかけるように、レスリングを始めた。
誰にも負けたくない。
闘争心が目覚めたのは、この時からだ。
そんな彼女にレスリングの先生は、こう言った。
「相撲の大会に出てみないか」

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今は何よりも相撲が好き。
そんな野崎を家族は温かく見守っている。
その鋭い野崎の目は、今、国際女子相撲大会を見据えていた。

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中学時代は向かう所、敵なしだった。
しかし今大会は大学生や社会人、その全てがライバルとなる。中でも野崎にとって最大のライバル。
それはキャリア14年、日本軽量級のエース松浦みな美。
スピードも、技の豊富さも、国内では群を抜いている。
そう、日本の絶対王者。
野崎にとっては憧れの存在だ。
その松浦と3年前から練習をさせてもらっている。
いつか超えたい。
その胸を借りながら、いつもその背中を追いかけてきた。
尊敬する先輩も土俵に上がればライバル。
負けたくない、ただそれだけ。

先輩を脅かすのは、野崎の、その努力だ。
より強靭な足腰を作り上げるため、
レスリングの練習も欠かさない。
16歳。友達とだって遊びたいけれど、悔いはない。
なぜなら相撲に心を奪われてしまったから。

迎えた大会当日。
この日は海外からの有望選手も名を連ねた。

軽量級は34名が参加。
勝ち進めば、松浦とは決勝で当たる。
母が祈るのはただひとつ…勝利。
2回戦の相手は、10歳近く年の離れた経験豊富な選手。
腰が落ちた。
しかし、ここからが野崎の真骨頂。
誰にも負けたくない。
毎日のたゆまぬ汗は、野崎を裏切らなかった。
その後も順当に勝ち続け、ついに決勝の舞台へ。
松浦も圧倒的な強さで、決勝進出を決めた。

ついに、その時が来た。
憧れ続けた背中…
その背中を超えたい…
そして勝ったのは、野崎。
土俵を離れた瞬間
最強のアスリートはまた甘えん坊の娘に戻っていく。
挑戦は始まったばかり。これからも彼女は高みを目指し続ける。


「本道佳子」 「湯島食堂 シェフ」
主題歌「福笑い/高橋優」

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文京区に常識を覆す食堂がある。
シェフを務めるのが、革新者・本道佳子。
この店には通常、客が目するはずのものがない。
それは、メニュー表。
どんな料理を作るかは、
本道が客の顔を見てから決めるのだ。
同じ大根でも、料理は客によって大きく変わる。
この女性のために、加えた食材は?

ヘルシーなこんにゃくと山芋を添えた、
3つの食感が絶妙にマッチする「大根ステーキ」。
腸の中を掃除してくれるといわれているこんにゃく。
さらにきれいになってほしいという本道の想いが詰まっている。
そしてこのビジネスマン風の男性には…
滋養強壮の効果があるといわれているにんにくを添えた。
本道は人に合わせてメニューを変えるのだ。
客の数だけ料理を生み出し、
リクエストがない限り同じメニューは作ったことがない。

その本道の料理は、色鮮やかで独創的。
素材は、野菜やフルーツ、穀物など、
植物性の食材だけ。肉や魚は一切使わないという信念を貫く。
そんな本道の料理への志と味は、あのルイ・ヴィトンが手がける「東京シティ・ガイド」で大きく取り上げられ、その名は世界に知れ渡った。「笑顔の逸品」

本道が料理人を目指したきっかけは、母の存在だった。
愛情が込められた母の手料理は、いつも優しい味がした。

しかし、そんな母は本道が高校1年生の時、
急性白血病で、突然、この世を去ってしまった。 それまで、包丁すら持ったことのなかった本道。
父とまだ小学生だった妹のため、母の代わりに料理を始めた。

舌が覚えていた、優しい味。
母を真似て作った料理は、家族を笑顔に。
料理には、悲しみを乗りこえ、人を笑顔にする力がある。
本道は料理人になることを決意。
母のやさしい味とオリジナリティが合わさったメニュー。
湯島食堂では、客の顔が自然とほころぶ。

もっと多くの人を笑顔にしたい。
そんな想いのもと本道は出張料理も行っている。
今回、訪れたのは、熊本にある「藤岡医院」。
患者に料理を振る舞ってほしいと招かれた。
病気と闘っている人たちを、料理の力で笑顔に。
4年前から、本道が力を入れている取り組みだ。

たまねぎ、キャベツ、じゃがいもなど
素材の味を引き立て、そのまま食べられるように。
元気になってほしいと、一つ一つ心を込めて作る。
その優しい味が、笑顔を生む。
料理でみんなを笑顔に。
亡き母から受け継いだ想いを胸に、
本道は料理を作りつづける。




