OA内容

#27 2012/10/5 OA
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  • 「CHIHARU」 「モデル」
    主題歌「Tomorrow's way/YUI」

    その革新者は、まばゆいフラッシュを
    気持ち良さそうに浴びていた。
    彼女の名は、CHIHARU。
    昨年、モデル歴わずか2年で
    パリコレクションに抜擢された。
    ヨウジヤマモト、アニエスベーなど
    6つのショーに参加。
    あのエルメスにも出演し、
    一躍世界にその名を轟かせた。
    これからの日本のモデル界を背負って立つ革新者。
    この日、彼女を撮影していたのは、
    新進気鋭の写真家、レスリー・キー。
    冨永愛、安室奈美恵なども彼のミューズだ。
    さらに写真家、蜷川実花をも、虜にしてきた。
    そんなニューヒロインの素顔は…
    「Only one」

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  • モデルとして華々しいスタートを切ったCHIHARU。
    しかし数年前までは苦しみの中にいた。
    長身というコンプレックス。
    自分を活かすには、何になればいいのか…
    悩み、辿り着いたその世界で
    彼女は新たな戦いに挑もうとしていた。
    その舞台は、ニューヨーク。
    4大コレクションの先陣を切るこの地には、
    世界中のモデルたちが集まっていた。
    モデルの世界は1年1年が勝負。
    昨年、パリコレに出演した実績のある彼女ですら、
    現時点で、出演が決まっているショーはない。
    お呼びがかからず、
    そのまま消えていく者も多い過酷な世界。
    その運命を決めるのが
    キャスティングと呼ばれるオーディション。
    やることは、2往復のウォーキング。
    たったそれだけ。
    オーディション会場は街の各地に点在。
    地下鉄を乗り継ぎ、歩いて回る。
    初めてニューヨークを訪れ5日目。
    朝から晩までたった1人で
    受け続けたオーディションの数は39。
    彼女がそうまでして
    頑張る理由が、もう1つある。
    1つのショーで採用されるアジア人は多くはない。
    しかも現在は中国人モデルが旋風を
    巻き起こしている。
    だから負けられない。
    日本を代表して戦う者の1人として。

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  • オーディションの合間でも、
    ずっと自分と戦っている。
    モデルとして1歩でも成長したい。
    だから、出来ることはなんでもやる。
    CHIHARUという存在が、
    オンリーワンとなるために。

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  • そんな彼女のもとに、ある知らせが届いた。
    待ちに待った歓喜の瞬間。
    オーディションを見た担当者から届いた
    コレクション出演のオファー。
    彼女にオファーを出したブランドの名は…
    バレンシアガ。
    モデルにとっては、バレンシアガに出ることが
    成功の証とされる、超一流のブランド。
    昨年のエルメスに続き、またもCHIHARUは
    快挙を成し遂げた。
    世界の「CHIHARU」へ。
    今、確かにその階段の途中に彼女はいる。

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  • 「鏑木 毅」 「トレイルランナー」
    主題歌「Brave/ナオト・インティライミ」

    足場の悪い山の道なき道を駆け巡り競いあう、
    「トレイルランニング」
    今、人気を集めているスポーツだ。
    このトレイルランニングで、
    日本最強のランナーがいる。革新者 鏑木 毅。
    日本人初となる国内3大レースを制覇
    76戦中、優勝44回という驚異的な成績を誇る。
    「自分に負けない勇気」

    連戦連勝、日本のみならず、
    世界でも実力を評価されている鏑木。
    もとは陸上の長距離選手だった。

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  • 箱根駅伝に憧れ、名門・早稲田大学競走部に入部。
    しかし、腰を痛め練習についていけなくなり
    大学3年の時、退部した。
    卒業後、故郷の群馬で就職。
    完全に走ることを辞めてしまった。
    そして酒びたりの日々。
    そんな生活が3年も続く。
    しかし鏑木の人生を、たった一枚の写真が変えた。
    それがトレイルランニングとの出会いだった。
    腰に不安はあった。
    しかし3年間、運動していなかった鏑木の体から
    もう、その痛みは消えていた。
    ようやく見つけた自分の走る場所。
    負け知らずが続いた彼は、ついに決断した。

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  • ある世界大会での優勝を目指し、
    勤め先を辞めプロに転向。
    それは、フランスで行なわれる、
    「ウルトラトレイル・デュ・モンブラン」
    世界一過酷と言われ、全長168Km。
    累積標高差9600mのコースを
    夜を徹して不眠で走る。
    大会に向け、鏑木は過酷なトレーニングを
    積んでいた。
    そして鏑木は、この地にやってきた。
    スタミナに自信がある鏑木は、
    レース終盤の追い上げを得意とする。
    しかし、想定以上のハイペースな展開に
    苦しんでいた…

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  • トップとの差はわずか9分。
    だが、鏑木は、焦っていた。
    予定していた168キロのコースが、
    積雪や強風の影響で大幅に変更。
    距離も103キロに短縮されたのだ。
    後半勝負の鏑木にとって、不利となる変更だった。
    1分1秒を惜しむように前へ進む。
    中間地点を過ぎ順位を上げたものの、
    トップとの差は開いてしまった。

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  • スタートから9時間、
    休憩時間を削り、夜通し走り続けてきた鏑木。
    ついに、その走りは、歩きに変わった。
    辛くて途中で何度も辞めたくなる。
    レース後半は、ひたすら自分との闘いだ。
    「挫折したからこそ、人として強くなれた」
    鏑木は、最後にそう言った。
    しかし、またしても優勝には手が届かなかった。
    鏑木の挑戦は、まだ続いていく。