OA内容

#41 2013/1/11 OA
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  • 「熊倉純一」 「空師」
    主題歌「グッバイ/小田和正」

    高さ20メートル。
    ロープ1本に体を預け、木を伐るひとりの職人。
    空に一番近いところで仕事をする姿から
    こう呼ばれてきた・・・「空師」。
    屋敷林など、家屋に近く、
    そのまま倒せない木を上から伐っていく仕事。
    今では高齢の職人が、全国に数人残るのみ。
    そんな中、30代という若さで空師を受け継ぐ
    革新者・熊倉純一。
    最高の状態で木を伐り、第二の人生へと送り出す。
    「空の職人 ~木の人生を受け継ぐ者~」

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  • きっかけは近所の親方の下でのアルバイト。
    その充実感から空師に人生を賭ける。
    28歳にして独立し、若き空師として戦ってきた。
    この日は、直ぐ横の線路を危ぶむ地元の方からの依頼。
    5本あるスギやサワラは、腐食が進んでいた。
    伐る前に長年生きた木を労う。
    まずは伐った木が落下しないよう、
    クレーンのワイヤーをくくりつける。
    周りの線路や建物に気を配りながら、
    木材として最高の状態で使える長さに伐る。
    地上では弟子が枝をおろし、
    最後に、熊倉が根元を伐っていく。

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  • スギは半分以上が腐っていた。
    伐る時期が遅過ぎたのだ。
    次なる相手は、高さ45メートル、
    樹齢200年をこえたスギの老木。
    雷に打たれ、腐食が進んでいるという。
    これからの木の人生を担う責任。
    傷んだ木は枝が多く作業の妨げに。
    空師の仕事は、常に危険と隣り合わせ。

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  • そして最後のノコを入れる。
    この町を見続けて200年。
    歴史を刻んだ見事な年輪。
    しっかりと最後と見届け、使える木として
    第二の人生へと送り出す。
    ここは銘木市場。
    切られた木々は、セリにかけられ、
    次の人生へと向かう。
    直径2.5メートル、堂々たるケヤキは熊倉が切り出したもの。
    おととし出した木は、大絶賛された最高の木。
    その根元は、切り取った場所で乾燥させている。

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  • このケヤキは、
    決して忘れることの出来ない木。
    熊倉の腕を見込んでいた
    木を愛してやまない旦那さんは、3年前に他界。

    旦那さんが生前残した木を託された熊倉。
    これから先の木の人生を預り、懸命に伐った。
    そして、テーブルとして活かす。
    新たに生まれた木の息吹は、
    はるか未来の空師へと受け継がれる。

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  • 「清野玲子」 「ビーガンカフェプロデューサー」
    主題歌「I believe/絢香」

    スイーツからハンバーガーまで
    食欲をそそるメニューの数々。

    これらは
    ヴィーガン料理といい、肉や魚、卵や牛乳など
    動物性の食品を一切使わず
    野菜、穀物、果物のみで作られたメニュー。

    そんな前代未聞のカフェをオープンし、
    新たなムーブメントを生み出した
    カフェプロデューサー:清野玲子。

    彼女は…
    子供の頃から肉や牛乳を受けつけない
    体質だった。
    「Eat Your Vegetables ~あらゆる人のために~」 大人になっても肉や乳製品を受けつけない体質は
    変わらなかった清野。
    ある時、外国人の友人に
    「動物性の食品を省くと心も体も強くなる」と
    ヴィーガンを勧められた。

    料理を工夫し、食生活を変えると
    「自分には合っていた。体調が良くなった。」
    この文化を広めたい!
    ヴィーガンカフェをつくる事を決意。

    しかし、一般的に味や量が物足りないと言われる
    菜食料理に周囲は猛反対。
    それでも清野は諦めなかった。

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  • 日本ならではの精進料理のエッセンスも取り入れ
    例えば、通常は肉や骨が入るブイヨン。
    キャベツの芯など野菜のクズに
    干し椎茸や昆布を加え、
    繊細な旨味を引き出す。

    ホワイトソースを作るには通常、
    バターと牛乳を使うが
    オリーブオイルと豆乳でほぼ同じ味を再現。
    これで美味しいラザニアやグラタンができあがる。

    さらに、ゆでた大豆を発酵させた伝統食材「テンペ」。
    かみ応えがあり、まさに肉のような食感。

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  • 香味野菜や調味料で味を追求。
    無理してではなく美味しく食べて欲しい。
    その一心で工夫に工夫を重ねた…。

    オープンしたヴィーガンカフェには
    人があふれた。
    とても野菜のみとは思えない
    美味しい料理の数々に、
    ヘルシー志向の人たちはもちろん
    病気や食物アレルギーなど、
    食事制限がある人も遠方から訪れるように…

    さらに清野が力を入れたのは ケーキなどのスイーツ。

    卵もバターも使わない
    美味しいケーキを作りたい!

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  • ピーナッツバターとメープルシロップで
    深いコクを出す事に成功した
    チーズの入っていないチーズケーキ。

    豆腐を滑らかにしたものに
    メープルシロップで甘みを加えて
    大豆臭さを緩和した豆腐クリームも開発。

    何度も試作を重ね、
    見た目にも美しいヴィーガンケーキが完成した。

    ある日、清野のカフェを訪れた和磨くんは卵アレルギー。
    甘い物は大好きだがケーキは我慢してきた。

    かつての自分を見るかのよう・・・。

    一番食べたかったのは、
    みんな大好きなイチゴのショートケーキ。

    豆腐クリームを挟む三層のスポンジは
    卵が入っていない分
    しっとりした食感に焼き上がっている。

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  • 果たして、喜んでもらえるのか?

    すると、おいしそうにケーキを食べる
    和磨くんの笑顔が!

    自らの想いを信じる、清野の挑戦は、つづく…