OA内容

#67 2013/7/12 OA
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  • 「竹内繁春」 「サンプル職人」
    主題歌「キセキ/GReeeeN」

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  • バターの香りと、とろりリンゴがとろけるアップルパイ。
    からりと揚がった熱々の串カツ。
    なんとも食欲そそる料理の数々。
    実はこれ、すべて食品サンプル、つまり偽物だ。
    このサンプル界の革新者としてその名を知られているのが、食品サンプル職人・竹内繁春。
    レストランの店頭でお馴染み、食品サンプルは、店の売り上げをも左右する。
    竹内の作るサンプルによって、売り上げが2倍に増えた店もある。
    その実力は折り紙つきだ。
    そんな革新者を支えてきたのは、最愛の妻・静代さんだった。

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  • 18歳の時、この世界に入り、がむしゃらに技術を身につけ26歳で独立。
    そんなある日のこと。
    竹内の作業場に飾ってあったサンプルを物珍しげに一人の女性が眺めていた。
    思わず話しかけてしまった竹内。それが2人の出会いだった。
    運命の赤い糸。そう信じて一緒になった。
    だが仕事が軌道に乗らず苦しい生活だった。
    それでも静代さんは夫を責めなかった。
    黙って借金をし、心配をかけまいと、何とか家計をやりくりした。
    そんな妻に支えられながら、竹内は30歳の時、料理をよりおいしく見せたいと、宙に浮いたサンプルを考案。
    これが売れれば、少しは妻に楽をさせられる。
    そう思った。

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  • しかしどの店の反応も冷たく、思うようには売れなかった。
    だが客の反応は違った。
    竹内のサンプルを置いた店では、
    「おいしそうだ」と注文する客が急増。
    店の売り上げがどんどん伸びた。

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  • これを機に竹内は革新し続ける。
    この作品はサンプルの域を超えた芸術作品として賞賛を浴びた。
    その受賞はサンプル界初の快挙。
    次第にサンプルの注文が殺到。
    生活にも少しだけ余裕ができた。ようやく、かなった妻への恩返し。
    目指すのは、いつだって客が食べたいと思うサンプル。
    そんな竹内が今、新たに挑むこと。

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  • 誰もやらなかった日本初の試み。
    ただのたこ焼きのサンプルではない。
    その作りの工程、さらに、おいしさを引き立たせる湯気までもを 表現する。

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  • サンプルの土台には鏡を使う。
    容器を貼り付けるために半分に切っても、この通り、一つに見えるという寸法。
    竹内が編み出したアイディアだ。
    焦げ具合や、ふつふつと焼き上がる生地の質感など、竹内は細部にまでこだわる。
    さらには容器からこぼれる、わずかな生地にまで。
    全ては、より本物に近づけるため。

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  • 生地の落ち方が不自然だという妻の助言。
    長年、竹内の作品を一番近くで見てきた静代さんは、悩んだとき最も頼りになる存在。
    妻のアドバイスは、的確だ。
    最後に特殊な塗料を染み込ませた脱脂綿を使い湯気を演出する。

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  • 夫婦二人、試行錯誤、ついに完成。
    鉄板に流し込んだ生地から立ちのぼる湯気。
    熱々の生地をひっくり返す瞬間。
    作る過程を描いた前代未聞のサンプル。
    それを反転させると…焼きあがったばかりのたこ焼き。
    それは、人々を幸せにする一番美味しく見える瞬間だ。

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  • いつだって夫婦二人三脚。
    これまでも、そしてこれからも。

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  • 「山岡セイコウ」 「iPhone・iPadアーティスト」
    主題歌「蕾/コブクロ」

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  • その革新者は、豊かな色の濃淡で柔らかな肖像画を描く。
    けれど絵の具は一切使っていない。
    手にする道具は、ただ一つ。
    そう、iPhoneだ。
    光を自在に操る、その作品は、誰もを驚かせ、一瞬にして虜にする。
    iPhone・iPadを駆使し、芸術作品を生み出す革新者・山岡セイコウ。
    それはアプリという最先端と指1本というアナログとの融合。

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  • 絵筆となった山岡の指先が人物の細かな表情を捉え、陰影までも正確に描いていく。
    丹念に色を重ね立体的になっていく肌はまるでメイクのようだ。
    描くこと12時間、たった1本の指で生み出す生き生きとしたリアルな表情。
    さらに山岡はiPadも使い、創作活動の幅を広げている。

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  • 山岡が絵に興味を抱き始めたのは、幼少の頃。
    肖像画家として、数々の功績を残してきた祖父の影響だ。
    そんな祖父が誇らしかった。
    そしていつしか、その偉大な背中を追いかけるように肖像画の世界へ飛び込んだ。
    するとその才能は瞬く間に開花。
    多くの専門家が賞賛した。
    しかし、肖像画の需要は時代とともに減少、人に見てもらえる機会も少なくなってきた。

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  • そんな中で、出会ったのが、iPhoneのアプリだった。
    肖像画をもっと身近に。
    もっと多くの人に、その魅力を知って欲しい。
    そんな想いで動画サイトにアップした作品。
    たちまち世界中が振り向いた。
    祖父から学んだ肖像画を、これからも残す。
    山岡が見つけた新たな可能性だった。

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  • この日、山岡は新たな一枚を描いていた。
    ずっと追い続けてきた偉大な背中。
    尊敬する師匠、祖父の肖像画だ。
    現在102歳の祖父は、2年前まで現役の画家だった。
    しかし白内障を患った彼はもう、満足のいく絵が描けない。
    そう言って筆を置いた。

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  • ただひたすらにまっすぐに、肖像画を描き続けた祖父。
    その姿を、山岡はどうしても描き残しておきたかったのだ。
    6時間、自らの指に込めて描いた祖父への想い。
    山岡はその画とともに、どうしても伝えたいことがあった。
    それは、肖像画の道を示してくれた祖父への感謝の気持ち。

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  • 祖父から孫へ。
    形を変えながら、肖像画の魅力はこれからも伝えられていく。

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