OA内容

#69 2013/7/26 OA
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  • 「川合 章」 「染色加工職人」
    主題歌「Life pallet/ナオト・インティライミ」

    ファッションにおける重要な要素「色」

    ブランドデザイナーたちのイメージ通りに
    いかなる色彩をもつくり出し、
    数々の人気ブランドを陰で支える
    染色加工職人:川合章

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  • 東京都墨田区にある、
    創業62年の町工場「川合染工場」
    色彩を巧みに操る川合は
    ファッションデザイナーがイメージし、指示してきた色を指定の生地に染め上げる染色加工のプロ。
    赤・青・黄の色の3原色を使い、
    サンプルとなる生地を見ただけで同じ色を作り上げる。

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  • 父が創業した染色工場を25歳の時、兄と共に継いだ。
    しかし順調だった経営は、次第に傾く。
    海外の安い染め物におされ、売上げは最盛期の2割に。
    革新が必要だった。

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  • 他にない加工をうちがやる。そうしなければならない。
    そうして完成した川合独自のバイオ加工は、
    コーデュロイの繊維の表面を微生物の力を使って
    加工するもの。
    独特の風合いと肌触りに大手ブランドが絶賛!
    その後も様々な加工を開発。

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  • そして革新者に新たな依頼が…
    それはインディゴの草木染めの色合いを出すというもの。
    草木染めは草や木などの天然色素を使って染めるもの。
    化学染料に比べ色落ちしやすい
    中でも『インディゴ』は色落ちしやすい染料の代表格。

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  • 川合はその難題をクリアするために、染料ではなく、
    染料が落ちないよう生地を加工という逆転の発想を思いつく。
    可能な限り天然色にこだわり、色落ちしないギリギリの頃合いで染め上げ、色落ちしないインディゴブルーを作り上げた。

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  • それから3日後、仕上りのチェック。
    インディゴブルーのTシャツは無事、納品された。
    川合の技術を見込んでの発注に見事応えた。

    今日も下町の工場が世界を彩り続ける。

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  • 「清水幸雄」 「宝石研磨士」
    主題歌「神様の宝石でできた島/MIYA&YAMI」

    美しい輝きを放つ宝石。
    今、世界で注目されつつあるのが
    なんと全体に180面のカットが施された宝石。
    180もの面があることで光が多く反射し、
    他にはない輝きを生む!
    この奇跡のカットを日本で唯一作ることができる

    革新者 清水幸雄

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  • 宝石は、専用の研磨機を使って削っていく。
    研磨機の中に入っている高速で回転する円盤に研磨材を付け、原石を削って形を作っていく。
    清水は、長さや角度を計ることなく手の感覚のみで削っていく。
    そして正確にカットされた石を酸化クロムという、
    さらに細かい研磨材をつけながら丁寧に磨いていく。
    類い希なる職人の技術が人々を魅了する輝きを生む。

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  • 山梨県甲府は、江戸の頃より続く世界有数の宝石加工の町
    ここで育った清水も16歳でその世界に。
    しかし、バブル崩壊とともに高価な宝石から人々は離れ、世界に誇る技術が途絶えてしまう危機に。
    清水は考えた。
    誰もが驚く、圧倒的に美しい宝石を作ろう。

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  • そうして、清水が3年の月日をかけて完成したのが、180面カット。
    目と手の感覚のみで原石から正確な12面体を削り出し、ひとつの面に5つの面を、さらにその5つの面の中に15面カットを施し180面体を作り、仕上げに全ての面を磨く。
    こうして、唯一無二の輝きを放つ、宝石が生まれる。
    このカットはキキョウの花に似ている事からキキョウカットとも呼ばれ、話題となり宝石は再び脚光を浴びた。

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  • 清水の技術の結晶であるキキョウカットも
    絶やすわけにはいかない。
    清水が期待をかけるのは、入社6年目となる弟子の山本。
    山本がこれまでにカットしたことがあるのは32面まで。
    そんな山本に今回初めてキキョウカットを教える。
    作る事ができれば、次の展示会に出展すると清水は決めた。

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  • 山梨の産業、そして清水が守ってきた技を受け継ぎたい。
    しかし、一度失敗してしまうと、今の山本にはそこから修正する技術がない。
    失敗は許されない…山本の心の揺らぎが宝石にも伝わる。

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  • 師匠が見守る中、展示会まで残すは1日のみ。
    しかし、山本の手が止まった…。
    手元の宝石には大きく崩れた五角形。
    清水との差は歴然…これ以上進む事は出来なかった。
    こうして、今回は山本の思いは実らなかった。

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  • 「まだまだ時間はかかるでしょうけど、いつかは自分の手でキキョウカットを削ってみたい」
    山本の決意。
    こうして、世界に誇る日本のワザは、失われる事無く
    受け継がれていく…。