OA内容

#71 2013/8/9 OA
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  • 「赤井勝」 「花人」
    主題歌「愛をこめて花束を/Superfly」

    日本の華道と西洋のフラワーデザイン、その2つを融合した「装花」という独自のスタイルを新たに生み出し、花の世界に革新を起こした人物。

    「母から息子へ受け継がれる花」

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  • 緑を基調に、華道の慎ましい美しさ、フラワーデザインの大胆なアート性。
    誰もが見たことのない世界観が、そこにある。

    イベントや結婚式などで、ひときわ目を引く赤井の作品
    花人の由来は、いたってシンプルだ。「花を作る人」、だから花人。

    そのセンスは高い評価を受け、洞爺湖サミットの装飾も手がけた。
    さらに清春のミュージックビデオで、独特の空間を作り上げるなど著名人からのオファーはとどまるところを知らない。

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  • 赤井が花の道を選んだのは、母の影響だった。
    2歳の時、父をガンで亡くした。その分、自分が頑張らなければと母は花を売りながら女手一つで赤井を育ててくれた。

    しかし、母一人子一人の生活は決して楽ではなかった。
    母の勧めで通い始めた生け花教室。
    母を喜ばせようと、家でも、フライパン、鍋、いろんなものに花を飾った。
    それを眺めて、母は褒めてくれた。

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  • 介護を必要とする今、ケアハウスで生活をしている母。
    花を必要とする人が、いつ来ても困らないように、そう言って休まず店を開けていた。

    赤井は、母の想いを胸に、日本のみならず世界を飛び回り、花の素晴らしさを伝えている。

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  • その功績が認められ国際勲章を受勲。
    さらにローマ法王に謁見し、ブーケを献上する栄誉にも預かった。

    花の魅力を広めたいと願った母とその想いを受け継いだ自分の夢が叶った瞬間。

    離れて暮らしていても、母と一緒に花を作っている。 そんな想いを込め、店には母・恵美子さんの名前を付けた。

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  • 赤井に、一大行事の依頼が舞い込んだ。

    舞台は伊勢神宮。
    20年に一度行われる式年遷宮で花を活け奉納するというものだ。
    式年遷宮は社殿を新たに建て替える、1300年以上続く由緒ある祭。

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  • 今回、赤井は奉納する花に、特別なものを用意。
    ガイミアリリー
    20年に一度行われる式年遷宮と、20年に一度しか咲かない花。
    不思議な縁で結ばれた花は、舞台の朱色と、色合いまでよく似ている。

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  • シンプルかつ大胆に。
    その花の色を引き立たせるために、背景は伊勢の森と同じ緑のみ。

    舞台に上がる直前、母から電話があった。
    “しっかりしいや”そう励ましてくれた。

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  • 言葉では言い尽くせない母への感謝と、この場に来ることのできなかった母の心と共に、赤井は作り上げる。
    それは息子から母へ贈る大きな花束。

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  • 花人・赤井の原点は母。
    そして…
    何より花を愛する心。

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  • 「岡村剛一郎」 「段ボールクリエイター」
    主題歌「マイライフ/ゆず」

    段ボールは、梱包するためだけのモノ。いわば単なる道具。
    そんな既成概念を打ち破り、段ボールで子供達を笑顔にする革新者がいる。
    彼が生み出す段ボールアートは、子ども達を虜にしてやまない。
    これまで手にした数々の賞は、段ボールの新たな可能性が認められた証だ。

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  • そんな岡村には、全国からオファーが絶えない。子供達の為に日本各地を飛び回る毎日。 自らの作品を見せながら、岡村は語る。 身近にある段ボールの可能性を。 そして子供達に段ボールで作品を作らせる。 なぜなら 岡村には、子供達の未来を願う、ある強い想いがあるからだ。

    「段ボールがつむぐ親子のコミュニケーション」

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  • 大学卒業後、岡村が入社したのは香川県にある段ボール製造工場。
    入社当時は、地球環境を重視したエコ活動が叫ばれ始めた時代。

    商品を梱包する段ボールは、使い終わると紙の原料であるパルプに戻され、再び段ボールへと生まれ変わる。
    究極のエコ素材として注目されていた。

    そんな変幻自在の段ボールの魅力に惹かれ入社を決めた岡村。

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  • 配属されたのは企画営業。
    だが、新たな企画どころか、ろくに営業も出来ず毎日、工場での手伝いばかり。

    そんな中、岡村はある現実に気付く。
    小さい頃、友達と新聞紙や段ボールで遊具を作り、日が暮れるまで遊び回った。

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  • 今も鮮明に残る楽しい記憶。

    けれど今の子供達は、携帯電話やインターネットの普及で、自分一人の世界に閉じこもりがち。

    自身も二人の娘を持つ二児の父。
    だからこそ、実感することがある。
    モノを作る楽しさ、そして、その過程で生まれる親子のコミュニケーションの大切さだ。

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  • 工場の手伝いしかできなかった社員から一転、岡村は8年前、工場の一角に別会社を立ち上げた。
    「happy(ハッピー) communication(コミュニケーション)」、略して「hacomo(ハコモ)」

    段ボールを通して幸せなコミュニケーションをそう願って、つけた名前だ。

    この夏、「hacomo(ハコモ)」に千載一遇のチャンスが舞い込んだ。

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  • 高崎市にある美術館から空間全体を使い、今までに無い段ボールアートを展示して欲しいと、依頼されたのだ。

    コンセプトは子供達が思う存分遊べる「段ボールの遊園地」
    その最大の目玉となるのは全長7m、滑り台付きの海賊船。

    だが、通常の段ボールは、商品を守るため衝撃を吸収しやすく、破れやすい。到底、子供達の遊具には出来ない。

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  • 子供達を安全に遊ばせるために、厚さは通常の段ボールの3倍、アメリカで軍用機器の梱包に使用される木材ほどの強度を誇る、頑丈な段ボールだ。

    その段ボールを一枚一枚、組み立て遊具の土台にする。

    首の骨の段ボールで重さのバランスを調整、製作史上最大の高さ、首長竜が見事に頭をもたげた。

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  • 迎えたイベント初日。
    たくさんの親子連れが詰めかける。

    ひと際にぎわいを見せていたのが、岡村が拘った滑り台付きの海賊船だ。

    子供が笑い、親が笑う。これが岡村が作りたかったもの。

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  • これまで岡村が手がけた中で最大となる、あの高さ5Mの首長竜も、皆を出迎える。

    段ボールが生み出す、親子のコミュニケーション。
    岡村の挑戦は、続く。