OA内容

#97 2014/2/7 OA
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  • 「鈴木あやの」 「ドルフィンスイマー」
    主題歌「Be Myself/JUJU」

    人懐っこいイルカ だが海の中では警戒心が強い。
    しかし、彼女が潜れば、たちまち心を許す。
    そして気持ちを通わせ仲間のように優雅にたわむれる。
    並みいるダイバーでもここまで近づけない。

    野生イルカと一体になる革新者 鈴木あやの

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  • 自然あふれるオーストリアで育った鈴木。
    生き物の観察が大好きな少女だった。
    一流大学を出るのが当たり前という家庭で育ち、
    東京大学に入学、大学院で研究を行い
    大手企業に入社というエリートコースを歩んだ。
    しかし、胸には常に違和感が。
    気づかぬふりをしながら、自分を押し殺していた内に、
    次第にほころびが…
    何も手に付かない状態にまで、追い込まれてしまった。

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  • そんな鈴木を救ったのは、
    幼い頃から好きだった大自然だった。
    イルカの群れがピーピーって鳴きながら寄って来てくれた。
    鈴木は強くイルカと泳ぎたいと感じ、
    会社もキャリアも捨て、湧き出る想いのまま突き進んだ。
    野生のイルカは酸素ボンベの泡を嫌うため、
    素潜りをゼロから特訓し、独自のしなやかな泳ぎを身につけた。
    そして、海へ。
    鈴木あやの30才からの出発。

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  • そうして雄大な自然に溶け込み、鈴木は気づいた。
    敷かれたレールの上を歩くのではなく、
    自分の道を歩むことの素晴らしさ
    その後も何度も海に通った鈴木。
    誰かに教わるのではなく、自らの探究心に身を任せた。
    自然に救われた鈴木は、時に被写体となり、
    人とイルカが同調する自然の素晴らしさを伝えていった。
    さらに彼女が築いた革新
    それは、近づける鈴木だから撮れる ありのままの自然
    鈴木の写真は多くの人々にも感動を与えた。

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  • そんな鈴木の元に、ある依頼が!
    それは、世界最大の魚『ジンベエザメ』と泳ぎ、写真を撮る事。
    未だ謎が多いとされる魚
    今までのイルカとは違い7Mを越えるジンベエザメと泳げるのか?
    想像以上の泳力を持つジンベエザメ。
    一旦スピードに乗れば、さすがの鈴木も引き離されてしまう。
    結果、納得のいく写真が撮れず撮影は3日目に。

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  • そこで出会ったのは泳いでいないジンベエザメ。
    彼らは水面に浮かぶプランクトンなどを捕食して生きる。
    狙いは 食べ終わって泳ぎだす瞬間。
    自然に身を任せ、心をゆだねる。
    むき出しの自分で、ぶつかるのみ。
    そうして無事ジンベエザメと一緒のツーショット写真を撮影する事が出来た。
    『同じ場所にいて、一緒に泳げるということは伝わる』
    思いのままに生きれば、道は開ける。

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  • 「岩井希久子」 「絵画保存修復家」
    主題歌「約束の場所/CHEMISTRY」

    ピカソやモネなど、名画が色あせないのには理由がある。
    すりおろした消しゴムで絵画の
    表面に付着した汚れをクリーニング。
    時には適度な水分を持つ食パンを用いて
    長年にわたり堆積した埃などをからめとるなど、
    巧みなケアにより名画たちはかつての輝きを取り戻す。
    そのこまやかな手法で名画を修復する革新者
    「絵画保存修復家」岩井希久子

    名画を守り続ける岩井を突き動かすものとは。

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  • この日は神戸。
    ルノワールの名画のコンディションを確認。
    『健康診断みたいなものですね』
    拡大鏡で細部に至るまで徹底的にチェックする
    岩井は少しでも気になったところは、すべてカルテにまとめる。
    それは自分以外の人間でも
    今後修復できるようにするため
    世界の宝に手を入れるプレッシャーは重く、
    岩井は歯が抜けて口に詰まって出しても出しても詰まるという
    夢を見ることも。

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  • 学生時代に絵画保存修復家という仕事を知り、
    本物の絵を目の当たりにできると思い、迷わずその道へ。
    イギリスで技術を学び、日本では稀な絵画保存修復家に。
    その後、画家の夫と結婚した岩井は、
    絵画保存修復家と母親、
    二足の草鞋を履いた。
    しかし、月の半分、家を空けることもある絵画修復。
    仕事と家庭の両立は困難を極めた。
    子供達に寂しい思いをさせてしまう。
    それでも仕事は岩井にしかできない…選んだのは仕事だった。
    もちろん家庭を忘れたわけではない。
    時間の許す限り子どもたちと過ごし、
    修復に必ず用いる拡大鏡の
    裏には…娘達との写真が。
    家族と共に戦った20年だった。

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  • 今も第一線で仕事に励む母、その傍らには娘達の姿が。
    絵の力で家族がひとつに。
    そんな岩井に新たな依頼。
    それは現在新宿にある、世界的至宝であるゴッホの「ひまわり」。
    この夏、被災地・宮城県に展示されるという
    世界的な名画のクリーニング。

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  • まず娘たちが撮影をする。
    そこには、幅1ミリ・タテ3センチほどの亀裂が。
    もし温湿度の変化があれば絵具層が剥落する危険性がでてくる。
    剥落とは絵具が剥がれおちる事。それだけは避けなければならない。

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  • 貝殻の粉・胡粉を用いた充填剤で亀裂を埋める。
    名画を未来に残すための手当て。
    世界の宝へ手を加えるプレッシャー。
    慎重に色合いを重ね、なじませていく
    そして、額に収められ再び展示された。
    そこには、時代を超えて人々の心を震わすゴッホの魂が
    これから岩井は家族と共に絵画の未来を描いてゆく