OA内容

#106 2014/4/11 OA
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  • 「鈴木嘉之」 「コンビニスイーツ開発者」
    主題歌「どんなときも。/槇原敬之」

    誰もが、一度は食べた事があるのではないだろうか?
    コンビニスイーツの歴史を変えたと言われるプレミアムロールケーキ
    コンビニのオリジナルチルドデザートとして初めて、モンドセレクション金賞を受賞した
    お客の心を掴んだのは、たっぷりと使われた生クリーム
    「生クリームを食べてもらいたい」その思いが、かつてない形のロールケーキを生み出した
    発売以来わずか5年で2億個以上も売れた超ヒット商品だ
    そのロールケーキをはじめ、年間150種類もの新商品を生み出す革新者…
    実は、男性
    鈴木嘉之、48歳
    鈴木が抱き続けている信念とは…
    「とにかく女性に喜んでもらえるスイーツを作りたい」
    その思いを胸に、鈴木は新たなスイーツ作りに挑んだ

    『女性が喜ぶスイーツを』

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  • かつて大手百貨店の、いわゆるデパ地下を取り仕切っていた鈴木
    おいしいものを誰よりも早く見つけ、買い付ける
    ヒット商品を嗅ぎ分ける嗅覚に優れていた
    その経験を活かすためコンビニ業界へ転身
    そんな鈴木に社長からある命令が下される…「コンビニのスイーツを変えろ!」
    当時、百貨店で洋菓子を買うことはあっても、コンビニスイーツを買う女性は少なかった
    コンビニとデパ地下の違いは何なのか?
    徹底してリサーチを繰り返した

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  • 例えば…、デパ地下では季節ごとに旬の食材を使ったスイーツが並ぶ
    しかし、当時のコンビニではコストがかかるため旬の食材は使われていなかった
    鈴木はそのタブーを打ち破り、季節のフルーツを積極的に取り入れた
    さらに注目したのは、目まぐるしく変わる女性たちのトレンド
    話題のパンケーキも、2013年にいち早く商品化した
    こうして鈴木はコンビニスイーツの売り上げを飛躍的に伸ばしていった
    研究を兼ねて、普段からスイーツの食べ歩きも欠かさない
    何よりもこの仕事とスイーツが大好き
    そんな鈴木に、ある特別な出来事があった

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  • 大分県の商業高校にマーケティングを教える講師として招かれた
    後日、鈴木のもとに生徒からの感謝の手紙が届いた
    これまで何度も講演を行なってきたが、手紙をもらったのは初めて
    そして、ある一文が鈴木の目に留まった
    「プレミアムロールケーキに野菜を取り入れて欲しい」
    鈴木ですら野菜を使ったスイーツは作ったことがない
    鈴木が目をつけたのは、野菜とフルーツを使った飲み物“グリーンスムージー”
    野菜本来の美味しさに加え、美容効果もあるといわれ、今若い女性を中心に人気を博している
    鈴木はこのグリーンスムージーをロールケーキにするという

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  • 一体どのようにして飲み物をロールケーキにするのか?
    まず、スポンジ生地となる小麦粉に、粉末状にしたほうれん草とケールを加えて混ぜる
    オーブンで焼き上げると鮮やかな緑色の生地が完成
    続いてクリームに使うのは、セロリ、ケール、バナナ、リンゴ、マンゴーの5種類の食材
    これらのペーストを生クリームに混ぜる
    できあがった試作品を女性社員がチェック、その反応は…
    「もう少し野菜くさい方がいい。がっかり感がある」と厳しい意見が返ってきた
    浮かび上がった課題は、野菜の味をいかにダイレクトに伝えるか
    鈴木が、導き出した答えは…
    クリームと混ぜていた野菜のペーストを、あえて混ぜずにクリームとクリームの間にサンドした
    野菜とクリームを分けることで味にメリハリを出すことができた

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  • 出来上がった野菜のスイーツを手に、鈴木は手紙をくれた大分県の商業高校へ向かった
    グリーンスムージーの味をロールケーキに凝縮したスイーツ
    野菜本来の美味しさを目指した味は、高校生に受け入れられるのか?
    ロールケーキを口にした生徒たちの反応は…「めっちゃ美味しい!」
    笑顔で食べる生徒たちを前に、鈴木も満足げな笑顔を見せた
    これからもすべての女性を笑顔にするために、鈴木の挑戦は続く

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  • 「三井淳平」 「レゴ認定プロビルダー」
    主題歌「Make & Break/ケツメイシ」

    全世界で4億人以上が遊んだおもちゃ、レゴ
    小さなパーツを組み合わせることで、無限の形を創り出せる
    そんなレゴプレイヤーの頂点に立つ人々がいる…
    世界に12人しかいないレゴ認定プロビルダー
    それぞれ独自の作風を持ち、ある人はメッセージ性の強い作品をつくる芸術家、またある人はとにかく巨大な作品づくりを得意とする
    そんな12人の中に、一人だけ日本人がいる。
    日本人唯一のプロビルダー、三井淳平
    レゴでは表現するのが難しいと言われる「曲線」を、三井は世界屈指の技術で再現する
    自分で作って、人に見せて、反応がある
    その過程を楽しむことを実現するために、三井はレゴを作り続ける

    『LEGO、is my Life』

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  • レゴのためだけに借りている作業場
    三井はここで一日中レゴに没頭し、作品を生み出す
    部屋に保管されているレゴは、実に5万ピース
    この世にあるモノは全てレゴで作れると言う三井
    さらに、最大の特徴は「全く設計図を描かない」こと
    パンダを突然オーダーしてみると、写真を見ただけで迷うこと無くパーツを組み始め、わずか15分で忠実に再現されたパンダを作り上げた

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  • 日本有数の進学校・灘高校から東京大学へ
    そこで彼が夢中になったのは、子どもの頃から熱中したレゴ
    作った作品をネットにアップすると、絶賛のメールが世界中から届いた
    その喜びは、生涯忘れられないものとなった
    ある日、依頼を受け母校の灘高校を訪問した三井
    そこでどうしても伝えたい思いがあった
    「色んな将来的な選択肢があるけれど、“こういう道を進べきだ”というイメージに捕らわれず、自分の身の回りにある物にしっかり目を向けてほしい」
    東大出身でありながら、いわゆるエリート街道を歩まずにプロのレゴビルダーとなった三井だからこそ言えるメッセージを後輩たちへ送った

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  • そんな三井に、建設中の老人ホームから仕事の依頼が舞い込んだ
    エントランスホールにある、幅10メートルの壁にレゴ作品を作る
    早速、作業場で作品のアイデアを練る
    三井には、日本のモノにこだわりたいという思いがあった
    そこで、今回は日本の名画を作ることに決めた
    挑むのは全長10メートルという過去最大の作品
    使用するレゴをすべて積み上げると、スカイツリーよりも高くなる
    もちろん、今回も設計図は一切使わない
    再現する画と見比べながらピースをはめ込んでいく
    作業は連日、深夜にまで及んだ

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  • そして遂に作品が完成
    三井が再現に挑んだのは伊藤若冲の代表作「鳥獣花木図屏風」
    日本が誇る名画を、レゴで見事に表現してみせた
    さらに、今回の作品には 今までにない新たな試みがあった
    通常レゴは、ポッチと呼ばれる突起が見えるように作られる
    だが三井は、あえて隠すべき裏側を前面に出した
    「鳥獣花木図屏風」は細かいマス目を使って描かれている
    そのマス目描きの模様をレゴで表現するために考え抜いたアイディアだった

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  • いよいよお披露目のとき
    作品を見た老人ホーム関係者から感嘆の声がもれる
    依頼主である施設長も想像以上の出来と絶賛した
    自身最大となる作品への挑戦を見事に成し遂げた三井
    これからも、三井はレゴと共に歩み続ける