OA内容

#110 2014/5/9 OA
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  • 「今井月」 「競泳・平泳ぎ」
    主題歌「I 4 U/AAA」

    2020年の東京オリンピックで「日本のエースになる」と言われる逸材がいる
    今井月 13歳
    その名が一躍、知れ渡ったのは2013年の日本選手権
    ロンドンオリンピックのメダリスト鈴木聡美など日本のトップスイマーと争った決勝レース
    中学生になったばかりの12歳の少女が、3位入賞を果たした
    日本競泳界に現れたシンデレラガール
    そんな彼女も素顔は普通の中学生
    やんちゃでクラスを盛り上げるムードメーカー的存在だ
    実は野菜嫌いというちょっとした弱点もある
    まだあどけなさも残る彼女だが、その胸に大きな夢を抱いている
    「東京オリンピックで表彰台に登りたい」

    「Little Swimmer ~輝く未来へ~」

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  • 幼稚園の時から通っている地元のスイミングスクール
    今井は、そこで日曜以外の週6日、5km以上も泳ぎ込む
    身長は、スイマーとしては小柄な160cm
    それでも大人に負けない速さの秘密は、その足にある
    同年代の選手と比べると、その差は歴然
    平均より3cm以上大きい26.5cm
    この大きな足が、足ヒレをつけているような推進力を生みだす
    さらに、ヒザにも特徴が…
    正座から座ったまま、ヒザを真っすぐに伸ばせる
    膝の関節が柔らかいため、普通の選手より足を外に広げたくさんの水を蹴りだせる
    恵まれた体の特徴が、彼女のスピードを支えていた

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  • 練習終わりの今井に「お疲れ」と声をかける男性
    今井を誰よりも近くで見守り続けてきた父・博美さん
    毎日の送迎は、父の仕事
    そして娘の食事も毎日作っている
    今やトップアスリートとして、厳しい世界で戦う娘
    食事に関しては、野菜嫌いの娘に対して「野菜は必ず付ける、普通に盛るといっぱいに見えるから手で押して少なく見せる」と気遣う
    一方娘の大好物は、父が作る唐揚げ
    食卓に並んだ唐揚げを嬉しそうに頬張る娘に、博美さんも笑顔を見せた

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  • 昔からやんちゃだった今井
    水泳選手だった父の影響で、3歳から水泳を始めた
    その才能をいち早く見抜いた父は、娘に英才教育をほどこした
    その甲斐あって、学童(小学生)記録を14回も更新
    同世代では敵なしの存在となった
    この10年間、父は娘の試合があれば、全国どこへでも駆けつけ試合を映像におさめてきた
    今井は、その映像を見て、フォームをチェックする事が日課となった
    できることはすべてしてあげたいと、全力で娘をサポートする父
    そんな父の想いに、今井は必ず水泳で恩返しすると心に決めた
    二人の間にある固い信頼関係

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  • そして先月行われた日本選手権
    オリンピック出場を目指す今井には、どうしても勝ちたい選手がいた
    ロンドンオリンピックの銀メダリスト鈴木聡美
    今井にとっては、憧れ続けてきた存在
    そして去年は勝てなかった相手
    今度こそ、その背中を超えたい
    観客席には今井を見守る博美さんの姿が…
    祈るのは、娘の勝利

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  • 予選を突破し、遂に迎えた女子200m平泳ぎ 決勝
    スタートで出遅れた今井
    なんとか遅れを挽回したい
    残り100メートル
    鈴木にリードを許したまま、今井は6位でターン
    最後まで諦めたくない、必死に追い上げる
    結果は…、5着でゴールした今井
    鈴木は、今井に続き6着でゴールした
    憧れの鈴木に勝つことが出来たものの、自己ベスト更新もならず悔しさの残る結果に終わった
    レース後、「もっと成長して戦えるようになりたい」と語った今井
    東京オリンピックで表彰台に登る日を目指し、これからも今井の挑戦は続く

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  • 「吉岡徳仁」 「デザイナー」
    主題歌「ユリーカ/スキマスイッチ」

    その革新者が生み出すデザインは、常に世界を驚かせる
    デザイナー 吉岡徳仁
    例えば、200万本のストローを使った作品
    全て手作業で積み上げて完成したのが「トルネード」
    無機質なストローが、竜巻を呼ぶ雲に変わった
    「手仕事を大切にするのは偶然の美しさがあるから」と吉岡は語る
    吉岡がこだわるのは、偶然生まれる「自然のような美しさ」
    そのこだわりの作品の一つが、水の中に鎮座する不思議な椅子
    特別な溶液の中で結晶が成長を続け、人の手の及ばない、この世にふたつとないデザインの椅子を形作っていく
    デザイナーにとって、“あるもの”は必要ない
    “今までにない新しいもの”をどれだけ作れるか
    未知なるものを追い求める吉岡の新たな挑戦に密着した

    『未来のカタチ』

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  • 絵を描くことが大好きだった吉岡少年
    彼にとって忘れられない出来事
    それは、父に連れられて行った ダ・ヴィンチの展覧会
    モナ・リザで知られるルネッサンス期の芸術家
    飛行船やパラシュートなど、当時まだ誰も見たことがない未来を描き出した
    ダ・ヴィンチのように、まだ誰も見たことがないものを作りたい
    それは、吉岡の信念となった
    そして生み出した代表作、「Honey-pop(ハニー・ポップ)」
    厚さわずか1cmの紙を開くと現れるのは蜂の巣のような構造
    たちまち人も座れる椅子となる
    「家具の歴史を変えた」世界から、そう絶賛された

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  • 自然から様々なインスピレーションを得てきた吉岡
    今最も興味を持っているのが「宇宙」
    今年2月、多忙なスケジュールの中、ロケットの打ち上げを見るために種子島を訪れた
    これまでも自分の肌で感じたことを、作品作りに投影してきた吉岡
    初めて目の当たりにしたロケットの打ち上げ
    その脳裏に湧き上がったのは…「空中に浮くテーブル」

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  • 種子島から戻った吉岡は、早速そのイメージを紙に描いた
    そして完成したデザイン
    なんと、天板を宙に浮いたように見せるため、脚は一本しかない
    その発想はあまりにも型破り
    どうバランスを保てばいいのか
    連日、試行錯誤が続いた

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  • ダ・ヴィンチを生んだイタリアで毎年開かれる世界最大級の家具見本市「ミラノサローネ」がテーブルお披露目の場に決まった
    吉岡も現地に入り、設営準備に取り組んだ
    今回、吉岡がテーブルの天板に選んだのは、長さおよそ4メートルの大理石
    この巨大な大理石を固定し、デザインを完成させることができるのか?
    バランスをとるのに苦戦を強いられ、熟練の職人たちでさえも弱音を吐いた
    設置作業は深夜まで続いた

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  • ついに迎えた、お披露目の日
    会場は多くの客で埋め尽くされた
    世界各国の有名デザイナーたちがそのプライドをかけて発表する新作家具の数々
    そして吉岡の作品…、その名も「Agravic(アグラヴィック)」
    天板を支えているのは、計算し尽くされた力学で配置された2本の透明アクリル
    離れて見ると、天板が宙に浮いているような錯覚を覚える
    その絶妙なバランスで作られた作品に、訪れた外国の人々からも感嘆の声が上がった
    今回も吉岡は、誰も見たことがないデザインを完成させた
    「革新的なものじゃないと時代を超えることはできない、歴史に残るものになってほしい」そう吉岡は語る。
    吉岡はこれからも誰も見たことがない、未来のカタチを生み出し続ける。