OA内容

#122 2014/8/1 OA
  • 画像
    画像
  • 「青森県田舎館村」 「田んぼアート」
    主題歌「ミラクルをキミとおこしたいんです/サンボマスター」

    青森県 田舎館村
    県内で、最も面積の小さいこの村の人口は、
    わずか8000人
    そのほとんどが稲作で生計を立てている
    そんな小さな村にある展望台
    “あるもの”を見るため、夏場になると
    25万人もの人が押し寄せる
    人々の視線の先には…、田んぼに描かれた絵画
    「田んぼアート」と呼ばれるこの巨大な絵画は
    22年前、この田舎館村で生まれた
    驚くことに着色は一切されていない
    色の違う稲を植え分けることだけで、描いている
    しかも、この壮大な田んぼアートは、
    デザイナーなど、一切プロの手を借りていない
    村おこしのために立ち上がったのは
    米農家をはじめ、田舎館村の住人たち
    田んぼアートは、いかにして生まれたのか?

    『田んぼをアートに』

  • 画像
  • 22年前、村おこしの企画を任されたのが
    当時の産業課長だった葛西さん
    田舎館村は昔からの稲作地帯
    その稲を村おこしに繋げられないか
    稲作を大事にしてきた田舎館村には
    その歴史を物語る弥生時代の水田が保存されている
    昔の人々は、ここでどんな稲を育てて来たのか
    研究の結果、判明したのは色鮮やかな2種類の古代米

  • 画像
  • そこであるアイディアがひらめいた
    「色の付いた稲で字を書いてみてはどうか」
    そして1993年、最初の作品が生み出された
    その後も絵画の要素を取り入れるなど改良したものの
    期待したほどの観光客は集まらず、
    話題にすらならなかった
    その状況を打破するためデザインを任されたのが、
    美術教師だった山本さん
    美術教師ならではの“ひらめき”だった
    山本さんは、あの名画「モナ・リザ」を
    稲で表現できるようにデザインした
    こうして始まった前代未聞の挑戦

  • 画像
  • 2003年、村人の期待が詰まった田んぼアートが完成
    ところが…このモナ・リザは大不評だった
    原因は、作品を見る角度にあった
    展望台から人々が目にしたのは太って見えるモナ・リザ
    人々が展望台から見る事を想定していなかった
    この教訓を元に山本さんが取り入れたのは「遠近法」
    あらかじめ、縦に引き延ばした図案をデザインする
    それを傾けると本来の絵が姿を現す
    この修正以降、作品の完成度は飛躍的に高まった
    評判は青森県内にとどまらず、
    今や全国から観光客が押し寄せる大イベントとなった

  • 画像
  • 今年も田んぼアートの準備が始まった
    使われる苗の栽培を任されているのが、
    米農家の佐々木さん
    近年力を入れているのはより多い種類の稲を育てること
    スタート当初は3色だった稲も、今や7色
    色の種類が多ければ多いほど、表現の幅が広がる
    しかし、苗そのものが希少な上に、育てるのが難しい
    佐々木さんは、普段の忙しい仕事と並行しながら
    この役を買って出た

  • 画像
  • 6月、田植えの作業に参加したのは、
    過去最高の1600人
    リーダーを務めるのが農家の肥後さん、75歳
    22年前からずっと田んぼアートに携わって来た
    田んぼアートは田舎館村民のみんなの力で出来ている
    村が一つになってやらないと田んぼアートは成功しない
    村人が一丸となって作業を進めていく

  • 画像
  • そして、ついに今年の田んぼアートが完成
    22年目のデザインは世界遺産となった富士山と
    鮮やかな7色の稲で彩られた、羽衣をまとう天女

    村人みんなの力を結集すれば、必ず奇跡は起こる

  • 画像
    画像
  • 「多田鐸介」 「クリニカルフードプロデューサー」
    「食べる喜びを」
    主題歌「笑顔/いきものがかり」

    一見、フレンチのようにも見える、この料理、
    実は・・・すべて、介護食。
    栄養やカロリーの摂取が最優先で、
    見栄えや味は二の次だった介護食。
    それを誰もが「食べたい」と思え、美味しく、
    そして、美しい介護食へと進化させた。
    革新者、多田鐸介。

  • 画像
  • 多田が作る介護食は、見た目からして違う。
    例えば、歯ごたえがネックとなり介護食では
    出るはずのないエビフライ。
    しかし、多田の手にかかるとこうなる。
    口香ばしさを出すため、バターで炒めたパン粉と、
    エビのムース、トンカツソースが、それぞれ盛りつけられる。
    一緒に食べると、見事口の中で、海老フライになる。

  • 画像
  • 多田は18歳でフランスへと渡り、
    5年間、星付きレストランで修業を積んだのち帰国。
    一流レストランに就職したのだが馴染めず、フレンチの道を断念。
    そして、調理器具メーカーで技術指導を行う職についた多田が
    ある病院の調理場に指導に行ったところ、
    管理栄養士から、こんなリクエストが。
    「桃を食べさせてあげたい」
    そこで多田は、それまで培ってきたフレンチの技術を生かし素材の持ち味を生かした桃のゼリーを作った。すると…
    「苦しくても良いこともあるんだな」
    この時、多田の心は決まった。

  • 画像
  • こうして飛び込んだ、介護食の世界。
    まず、着手したのは、見た目の美しさと香り。
    それまでのように、全てをミキサーで混ぜてしまうと、
    元が何の食べ物だったか分からなくなってしまう。
    そこで、多田は、素材ごとに調理。

  • 画像
  • たとえば、このカレイとゴボウの煮付けは、
    下味を付け、蒸したカレイの身とゆでたゴボウに出汁を加え、それぞれミキサーにかける。
    そしてジュレにした魚の煮汁を盛りつけ
    その上にカレイのムースとゴボウのムースを合わせた。

  • 画像
  • こうする事で、食材の味も香りも損なわれず、
    素材の色が生かされた美しい料理に仕上がる。
    さらに、よくよく見ると、多田の介護食は
    表面がデコボコになるよう、盛りつけられている。
    こうして多田は、介護食ならではの食感のなさを
    見た目と、インパクトの強い香りで補った
    新しい介護食を 完成させた。

  • 画像
  • 真空調理により、香ばしさと自然な甘みを閉じ込めた
    焼きトウモロコシのムース。
    そして、わかめのムースとカニのムースを、それぞれ盛りつけ、ポン酢のジュレで仕上げた酢の物。
    メインは、香ばしく焼いた豚肉のムースに
    煮詰めたタレをかけた生姜焼き。人参と豆のムースを添えて。
    そして、デザートは
    コーヒーのソースをかけたバナナのムース。

  • 画像
  • 多田の挑戦は終わらない。
    最後まで食べる喜びと笑顔を与えるために…。