OA内容

#153 2015/3/6 OA
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  • 「阿部ダイキ」 「一人文具メーカー」
    主題歌「ユーモラス/ゆず」

    組み立てるとブックスタンドになる立つノートカバー。
    使いたいペンが探しやすいトレーを兼ねたペンケース。
    そんなありそうでなかった文具を
    たった一人で形にしてしまう革新者・阿部ダイキ

    「やりたい事ができたら
     すぐやらないと気が済まないですよね。
     夜それで眠れない時があります。」
    革新者が生み出す思いやりの文具。
    そのアイデアの源とは?

    「アイデアの泉」

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  • 阿部は文具製作に必要な企画、デザイン、試作
    営業までも一人で行う。
    その強みは
    「自分で作ったモノだから
     そのモノの良さを分かっている。」
    人一倍の行動力が武器。
    「僕、アイデア自体は価値がないと思っていて
     形にしてそこで価値って初めて生まれるんです。」

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  • 鞄メーカーに勤めていた阿部。
    さまざまなアイデアを上司に提案するも
    「その原石(発想)のところが全部なくなって
     全然違う物質になったりする。」
    思いが実を結ばないことに不満が募った。
    そんな阿部の唯一の趣味が
    子どもの頃から好きだった文具の自作。
    コツコツ続けること2年。
    ようやく形になったのがフリーサイズブックカバー。
    一枚の布を本に合わせて折り込むことで
    様々なサイズに対応できる。
    販売してみたところ、よもやの大ヒット。
    「30年くらい生きてきて
     やっとやりたい事が見つかった。」
    思い切って独立。こだわりは、ただ一つ。

    ~『売れるモノ』ではなく『欲しいモノ』を作る~

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  • 一人文具メーカーは、毎日が試行錯誤。
    アイデアを形にするため、試作は時に100を超える。
    例えば、どんな時にもすぐ出せる自由メイシイレ。
    「名刺交換って初めて会う人とするじゃないですか。
     確実に相手よりも早く名刺を先に出せるっていう
     名刺ケースですね。」
    誰かのちょっとした悩みを解決する気配りの文具たち。

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  • そして今、新たに取り掛かっているのが祝儀袋。
    「3月に妹が結婚するんですけど
     お金とかメッセージだけじゃなく心を贈る祝儀袋。」
    納得するまで全国各地をとことん探す。
    祝儀袋の紙は大阪の紙問屋で
    何万というサンプルの中から選んでいく。
    決して妥協はしない。
    更に祝儀袋の顔とも言える水引を求め、愛媛へ。
    熱い思いを伝え、それに熟練の職人が技で応える。

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  • そして、構想からおよそ半年。
    ついに阿部の思い描いたアイデアが形となった
    ココロを贈る祝儀袋。
    開くとハート型や桜の花びら型になっている。

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  • ひとつ作品ができれば、次はまた自ら営業。
    阿部のアイデアはこれからも無限に溢れだしていく。

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  • 「宮保克行」 「箸職人」
    主題歌「僕らの詩/ファンキー加藤」

    手の不自由な人でも使える箸。
    磁石の反発する力を利用し
    上手く開いたり握ったり出来ないのをアシスト。
    指の形のくぼみと滑り止めをつけた箸は
    持ちやすさをアシスト。
    そんな一人一人に合った革新的な箸を生み出す
    箸職人・宮保克行

    「ご飯を食べられるっていう
     その喜びを演出してあげられる道具が
     一番いいものだと思います。」
    彼がお箸で変えたい世界とは?

    「あなたのために」

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  • 大学で木材工芸を専攻し
    その後、手作り家具工房に就職。
    その頃、世の中にマイ箸ブームが到来。
    宮保も趣味でデザイン箸を製作し個展を開くまでに。
    「(はじめの頃は)見た目であったり
     デザインとか形っていうもので
     斬新なものがいいのではって思いで作っていた。」

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  • ある時、噂を聞きつけた脳性麻痺の男性が宮保の元へ。
    50種類を超える箸を手にするが
    一つも手に合わなかった。
    「すごい衝撃を受けたのを覚えています。」
    宮保は思った…

    ~本当に必要な人のための箸を作りたい~

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  • その男性のための箸を作り始めた。
    何度も足を運び手の骨格や筋肉の動きなどを研究。
    試行錯誤の末、生まれたのが
    2本を繋げ間にバネを入れることで
    楽に開閉出来るようにした箸。
    口を近づけてかき込む事しか出来なかった男性が
    ご飯をつまみ自分の口まで持っていく事が出来た。
    「“これでご飯が美味しく食べられます”
     その言葉を聞いた時は涙がでるくらい嬉しかった。」

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  • “箸ひとつで人生が輝く”
    その人のためだけの箸を作ってあげたいと思い
    会社を辞め独立。
    そして自分の工房を持ち、様々な箸を作り続けた。

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  • 今、宮保が取り組んでいるのが
    一人のおじいさん(松井さん)のための箸。
    脊椎を痛め手が上手く動かないという。
    そんな松井さんのための箸作り。
    実は箸使いはつまむ事より開く方が難しい。
    悩みに悩んだ結果、生まれたのが
    ハサミのように輪を付け開きやすい箸。
    更に松井さんの指の太さに合うようミリ単位で調整。
    箸先から握る部分まで
    完璧にフィットするよう細かく修正。
    誰もが日本人としての喜びを感じられるように…

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  • ひと月後、松井さんの箸が完成!
    そして松井さんの元へ。
    新しい箸で食事をしてみる。
    松井さん「うまくいくな。
        皆さんが箸を持って安定しているのと一緒。」

    「喜んだ顔を見られるっていうのは
     本当にこの仕事をしていて良かったなと
     一番思える瞬間ですね。」
    宮保は今日も明日も誰かのために箸を作る。