2008.11.19
原作者・京極夏彦先生がアフレコに参加!
本作第12話「脳髄の事」(12/23放送予定)に、原作者の京極夏彦先生が“黒衣の男”役としてゲスト出演いたします。 京極先生よりコメントをいただきましたので、ご紹介いたします。
―実際に演じられた感想を教えてください。
「原作同様、読みにくい長いセリフが多い作品なのに、僕の出番は二言三言で、キャストのみなさんには申し訳なかったです。そのうえ、僕だけ何もいわれなかったんですよね。声優さんには細かな指示があるんですが、僕にはなくて、テストでも本番でもNGもOKも何もないんですよ。OKぐらい言ってよ、と思いました(笑)」
―アニメをご覧になった感想をお聞かせ下さい。
「映像化は何度もしていただいていますが、連続アニメーションは初めてです。僕の作品は動きがほとんどないので、分割したら座敷で喋っているシーンだけで30分終わっちゃう回があるんじゃないかと思っていたら、本当にありました(笑)。でも、座っているだけなのにちゃんと見せる工夫が随所になされていて、飽きさせない。そのうえ、話の筋をよーく知っている僕が、『来週どうなるんだろう』と思ってしまうシリーズ構成の妙。脚本も演出も練られているし、画作りや音作りもとても細やかで、手のかかった作品だなあという印象です」
―演じられた「黒衣の男」について教えてください。
「作中人物(関口巽)の書いた『目眩』という小説の一節です。もうキャラですらない(笑)。なので、役作りも何もないわけで。ほとんど素で読んだという。どういうわけか映像化作品にはよく出演させられるんですよね。映画もアニメも。出たくないんですけど(笑)。『前の作品にも出ていたじゃないですか』と言われたら断れない、気弱な僕です。でも、カメオ出演であっても、まあ通行人とかチョイ役ならいいんですけど、妙にクセのあるチョイ役をやらされるわけですよ。『やるんなら普通の役をやらせてよ』とは思います」
―アフレコされる前はどんな心境でしたか?
「原作者ですからね。短いセリフなら覚えているわけです。ほとんど原作のままだったので、台本を見るまでもないというか。なので、すーっと入って、台本も見ないでこっそりしゃべって、すっと出た、という感じで。特に心構えもなく、周りの声優さんが一生懸命演じられている中、ただただ申し訳ない気持ちでいっぱいでした」
―原作ファン、アニメファンに向けて一言お願いいたします。
「原作をお読みの方もお読みでいない方も楽しめます。何度見ても味わいのある作品なので、一度だけしか見ないというのは勿体ないです。まもなくDVDが発売されるのでぜひお買い求め下さい。お読みいただいていない方は、原作本もどうぞ(笑)」