まえがき



   ドロンズを送り出すスタッフ
ドロンズは損だ!
猿岩石のユーラシア大陸横断ヒッチハイクが、予想以上に大ヒット(自分で言うのも何だが……)したために、無理矢理行かされたのに、「二番煎じ」と言われてしまった。

ドロンズは損だ!
猿岩石がロンドンから帰国し、3万人もの人が西武球場で出迎えてくれた、その3日後、ひっそりと日本を出国し、誰もいないマゼラン海峡を、生中継もなくアラスカへスタートを切った。 「電波少年」も、帰国後の猿岩石フィーバーを放送するのに忙しく、スタートシーンを放送したのは、1ヵ月後だった。

ドロンズは損だ!
猿岩石のように素直じゃなく、芸人臭くて、また可愛くないから、いつまでたっても「ドロンズフィーバー」なんて起こりはしない。きっと、無事帰国しても「歌」の企画なんて、来ることはないだろう。

しかし……
ドロンズが出発し、半年間がたち(猿岩石ならロンドンにゴールしていた。マゼラン海峡〜アラスカは、香港〜ロンドンの倍以上あったのだ)、毎日、道端でボードを高く掲げ、たくさんの人に会い、別れ、数え切れない野宿をし……。
僕が、「電波少年」を見て下さっている皆さんに伝わるといいナ、と思っていたことを実現してくれていると感じる。

それは、
100人いれば、100通りの人生があるように
100人いると、100通りの旅があるのだ
ということを。

それでは、「ユーラシア大陸横断ヒッチハイク」の「二番煎じ」では決してない、ただの第2弾「南北アメリカ大陸縦断ヒッチハイク」を実行中の、ふたりの日記をゆっくりお読み下さい。猿岩石とは違う「旅」が見えてくるはずです。

 「進め!電波少年」演出・プロデューサー 土屋敏男





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