放送内容

#23

2011.09.10 O.A.

月見団子

月見団子

月見団子

お月見のお供えは地域によって違いがありますが、丸い月見団子は、月を象徴していると言われています。月見は最初、貴族社会の習慣でしたが、しだいに庶民の間にも広まっていきました。特に農民の間では、月を神様として崇め、秋の収穫期に当たる中秋の名月に新しい収穫物を供えて五穀豊穣を祝い、稔りを感謝する祭りとして発展しました。当時、月見団子の材料となる米は高価だったことから、一年の農作業の労をねぎらい、贅沢をする特別なご馳走だったと考えられます。

菓子遍路 一哲 酒井哲治さん

菓子遍路 一哲 酒井哲治さん

"今回取材にご協力いただいたのは、東向島の駅前に店を構える「菓子遍路 一哲」の酒井哲治さん。高知県の和菓子屋に育った酒井さん。小学生の時には既に家業を手伝い、お菓子を作っていたそう。
そんな酒井さんは、「季節の行事と結びつきが深く、季節を繊細に表現する和菓子だからこそ、季節感が少ない都会に暮らす人たちに、和菓子を通して季節を感じてほしい。」と考えています。そのためにも、劇的に変化した日本人の家族構成や生活になじみ、楽しめる和菓子を作ることが大切なのではないかと考え、伝統的なお菓子を作ること以外にも、日々、創作和菓子の制作にも力を入れています。"

一哲の月見菓子

一哲の月見菓子

"一般的な月見団子は、米の粉と水を混ぜるだけのシンプルなものですが、一哲のオリジナル月見団子は、米の粉ともち米の粉、砂糖などを独自の配合で混ぜて作っています。それは、食べるときにわざわざひと手間かけて味を付けなくても、そのままでおいしく、保存料を使わずに少しでも柔らかさを長持ちさせるための酒井さんの工夫。寒氷と呼ばれる、寒天と砂糖で作ったうさぎの形の干菓子を載せて、見た目にもかわいく仕上げています。

また、月見セットは色々な和菓子のおいしさを楽しんでもらうためのセット。 寒天ゼリーと羊羹に栗を浮かべ月に見立てた「栗の月」、練切りで作った上生菓子の「うさぎ」、蒸しカステラと蒸し羊羹の上にすすきの模様を描いた「すすき」、オリジナルの月見団子を串でまとめた「月見団子」、きなこ州浜の「栗(お供え物の一つとして)」。ワクワクしながらお菓子を食べてほしい、そんな酒井さんの人柄が伝わります。"

問い合わせ先

問い合わせ先

菓子遍路 一哲
東京都墨田区東向島4-29-6
TEL:03-6657-2962

MUSIC
♪楽曲名:「Easier said than done」 The Essex

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