#590 『和竿作り』(15/9/20 放送)

埼玉県 川口市

川口和竿の起源は、天明年間。当時、芝川流域を中心に良質の布袋竹が多く自生しており、これを用いて竹釣竿の生産が始まりました。天然の竹は、弾力性に優れ、曲げられてもしなやかに戻るため、魚にも違和感をあたえず、海外からも注目をあびています。川口市にある「竿昭作」からは、和竿作りの様々な音が聞こえてきます。

#590

■ DIRECTOR'S COMMENT

今回、取材させていただいた山野和竿店さんに到着した時、ちょうどお客さんのオーダーを受けている最中でした。(基本的にはオーダーメイドで、大体完成まで3ヶ月くらいかかるそうです。)竹の釣竿は丈夫な割りに細くて、魚と戦っている感じをより高めてくれるということで、人気なんだそうです。なんとなく竹竿というと川や湖で使うイメージだったんですが、海で使うものやリール竿もあって、結構細い竿でも50センチくらいの鯛を釣れると聞いて驚きました。最近は海外にもその評判が伝わって、この前はドイツからのお客さんが来たそうです。(鈴木和宣)

■ ACCESS

鳩ヶ谷駅から「竿昭作」まで徒歩で約25分

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