#592 『来待石の加工』(15/10/4 放送)

島根県 松江市 来待地区

来待石とは、この地区に広がる凝灰質砂岩層から採掘される石で、松江特産の来待石は、良質な石材として昔から利用されてきました。ツチやノミなどを使い、灯籠や狛犬に加工します。ザラザラに仕上げた来待石は水を吸収するため、すぐに苔が生え自然に調和しやすくなっています。手作業で石切りをしている作業場からは、カキーンカキーンという高い音が響いています。

#592

■ DIRECTOR'S COMMENT

来待地区は有名な宍道湖に面した街。今回お邪魔した石材加工店も目の前に宍道湖が見えていました。作業を見せてくれた職人さんはこの道50年以上のベテラン。模様は簡単な下書きだけで、あとは経験に基づいた熟練の技で一気に彫り上げていて、驚かされました。来待石は石灯籠などに使われることが多いのですが、最近は日本庭園のある家庭が減ってきていることから、インテリアにも加工されていました。ランプなどはかなりおしゃれでしたよ。(鈴木響)

■ ACCESS

出雲空港から来待駅まで車で約20分

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