#606 『凧作り』(16/1/10 放送)

福岡県 北九州市

北九州市は、冬の季節風が強く、昔から凧揚げが盛んでした。小刀で竹を細くして凧の骨を作り、組み立てていきます。竹内孫次さんが作り始めた凧は、よく揚がると評判を呼び、明治末期から「孫次凧」として今まで親しまれています。弓のようなものを凧に付けて、「ブンブン」と独特の音を出す"うなり"の音がこの地に響きます。

#606

■ DIRECTOR'S COMMENT

今回は、北九州市の凧の工房である「まごじ」さんに、ご協力を頂きました。まごじさんでは、凧以外にも和紙を使い、ストラップやカレンダーなども作ってらっしゃいました。すごいと思ったのは、フリーハンドで作業をしていて、寸法なども測らずに組み立て、下書きもせずに凧の絵も書いていたこと。職人になると感覚でも作れるんだ、と思いました。凧を飛ばした時の“うなり”の音がブンブンとなるのも、独特で面白いです。(鈴木響)

■ ACCESS

博多駅から戸畑駅まで電車で約40分

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