#624 『二淀川 紙のこいのぼり』(16/5/15 放送)
高知県 いの町
高知県吾川郡いの町では、特産の紙「不織布」を使って思い思いに彩色した紙のこいのぼりが、この時期に二淀川を泳いでいます。不織布とは、紙とも布とも分類しがたいもので、ぬれても溶けない、やぶけにくいという特徴があるため、この特徴をいかし、こいのぼりを作り、川を泳がせています。
■ DIRECTOR'S COMMENT
「仁淀川紙のこいのぼり」。紙のこいのぼりと聞くとまず頭に浮かぶのは「水中で破れたりしない・・・?」とい疑問!でも大丈夫なんです。「不織布」という、紙やガラス・ナイロンなどの複数の繊維素材を組み合わせて作られた丈夫な布で、建材や衣類おしぼり・マスク・ティーパックなど用途も幅広く、今注目の素材でもあるんです。撮影の日は、前日に降った雨の影響で多少の濁りはあったものの全国屈指の透明度を誇る仁淀川を泳ぐこいのぼりは、とても気持ち良さそうでした。イベントが終わると紙のこいのぼりは来場した方に差し上げていますが、毎年数が足らなくなる程の人気ぶり!来年の「こどもの日」にはぜひ、足を運んでみてはいかがでしょうか。(亀井清行)
■ ACCESS
高知駅から波川駅まで電車で約30分