#634 『流下式塩田』(16/7/31 放送)

沖縄県 浜比嘉島

浜比嘉塩は昔ながらの製塩方法「流下式塩田」を利用してつくられる100%海水塩。流下式塩田とは、竹枝を組んだ枝条架(しじょうか)の上から海水を滴下し、小砂利を敷き詰めた流下盤を海水が流れ循環させ、太陽と風の力を借りて水を蒸発させることで塩分濃度を上げる方法です。

#634

■ DIRECTOR'S COMMENT

昔から日本のいろいろな場所で、いろいろな方法で塩づくりが行われていますが、今回取材させていただいたのは、沖縄県の中部に位置する浜比嘉島で行われている流下式塩田。島のきれいな海から汲み上げた海水を大きな装置の上から流し、水分を蒸発させることで塩分濃度を濃くしていきます。これは、沖縄の強い日差しと海沿いならではの風の力を借りて。まさに自然の恵みです。しかし、台風の多い沖縄。この大きな装置も台風の時には飛ばされてしまいます。なので台風が来る前に装置にかけている竹枝を全てしまわなければならないそう。時に自然は厳しいけれど、浜比嘉島の太陽も風も海も緑も、全部全部とてもきれいでした。(新村 悠)

■ ACCESS

那覇空港から浜比嘉島まで車で約1時間25分

PAGE TOP

PAGE TOP