#651 『大宝郷の砂打ち』(16/11/27 放送)

長崎県 五島市

長崎県五島市の玉之浦町大宝で、毎年旧暦の9月に行われる「砂打ち」は、資料として残っているだけでも100年以上、言い伝えでは400年以上も続く伝統の行事です。その名の由来は、御神幸行列の最後尾の砂鬼が、砂を見物人や家の壁に打ち付けて回ることにあります。これは災厄を払い疫病退散の為だと伝えられています。この場所では、そんな砂の音が聞こえてきます。

#651

■ DIRECTOR'S COMMENT

「砂打ち」で使われる砂は、地元の砂浜で取った粒の大き目な砂。町中を歩きながら色々な物にあてる少し変わった行事ですが、とにかく砂をあてられた時は思わず「痛い!」と叫んでしまうくらいです。子どもからご年配の方まで、なりふり構わず砂をあてていきます。家や犬、逃げ回る子どもは追っかけて行き砂をあてます。普段運動をしていないスタッフには、いい運動になりました。風光明美な場所で景色などの良い映像も撮影できました。(亀井清行)

■ ACCESS

長崎空港から五島福江空港まで飛行機で約30分

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