#658 『手漉き襖紙作り』(17/1/22 放送)

福井県 越前市

越前和紙は、越前市の伝統工芸品。手漉き襖紙は、二人の職人が両端を持って、息を合わせ交互にくみ上げて漉いていきます。歴史ある越前和紙の里で、代々受け継いできた手漉きの技を使い、これからも新しい紙の可能性を作り出しています。

#658

■ DIRECTOR'S COMMENT

和紙工場は日本にはいくつかありますが、今回お邪魔したのは襖和紙を作っているという珍しい工場です。社長のお話によると現在はほぼ襖紙を作っている場所が無く、県下でもほぼココだけではないかとのお話でした。和紙は他の紙に比べ、ずいぶん高価なイメージがあったのですが、その工程を見てみると逆に安いのではないかと思えるほど丁寧に作られています。ただ社長が「残さなきゃいかん」とおっしゃる通り、需要はますます無くなりつつあり、このような「日本の伝統を如何に残していくか」は、日本の喫緊の課題だと、またも音ソノロケで考えてしまいました。(村上宗義)

■ ACCESS

米原駅から武生駅まで新幹線で約1時間

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