#659 『寅平』(17/1/29 放送)

広島県 庄原市

寅平は、庄原市の伝統行事。子どもたちが藁で作った馬と籠を持って農家を訪問し、家の人にみつからないよう玄関先に置いて「とらへい!」と叫びます。子どもたちは叫んだ後に隠れ「とらへい」の声に気付いた家の人は籠にお菓子などを入れます。子どもは籠に入ったお菓子をこっそり取りに戻りますが、途中でみつかってしまうと水をかけられてしまいます。この日、そんな子どもたちの元気の良い「とらへい!」の声が響きます。

#659

■ DIRECTOR'S COMMENT

今回紹介した「寅平」、この地区では一時期途絶えていたんですが、地元の大事な風習を残すために復活したんだそうです。縁起物の藁馬は子供たちがお昼に小学校に集まって作るんです。藁を持って、地元のおじさんたちに教わりながら、思い思いの形に楽しそうに作っていました。この藁馬は床の間や牛小屋で一年間大事に飾られるそうです。(鈴木響)

■ ACCESS

広島空港から庄原市まで車で約1時間15分

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