#662 『ささら作り』(17/2/19 放送)

富山県 南砺市 五箇山

「ささら」は、日本最古の民謡と言われる「こきりこ」で踊る時に鳴らす民族楽器のこと。108枚の短冊状の檜板を熟練の職人さんが、糸で緩みのないようにしっかりと編んでいき完成しますが、簡単そうに見えて実は手間暇のかかる作業。現在は、楽器としての需要は減ってしまいましたが、「ささら」をオブジェとして使う人もいるそうです。この場所では、そんな「ささら作り」の音が聞こえてきます。

#662

■ DIRECTOR'S COMMENT

今では「ささら」は、取材にご協力いただいた大瀬さん兄弟だけが国内で作っていて、全国から「ささら」の注文や修理など依頼が入ると、お二人で作業を行っています。できあがった「ささら」は鳴らしてみると少し硬い感じの音がしますが、何年も使っているうちに音も柔らかく響くようになり、使い勝手も良くなるとの事です。実際に鳴らしてみましたが、意外と難しくなかなか音も綺麗に鳴らず奥深い楽器でした。(亀井清行)

■ ACCESS

富山きときと空港から南砺市五箇山まで車で約1時間45分

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