#671 『大堀相馬焼の貫入音』(17/4/23 放送)

福島県 西郷村

大堀相馬焼は、300年以上続く福島県の伝統工芸品。器全体に「青ひび」の模様がひろがっており、このひびは窯で陶器を焼き上げ、窯から出した時に、貫入音と共にひろがっていきます。この音は、"うつくしまの音 30景"にも選ばれた美しき音色です。

#671

■ DIRECTOR'S COMMENT

今回撮影にご協力いただいた松永陶器店さんは、元々福島県浪江町井出地区で製造小売りを営んでいました震災後に西郷村に釜を移し伝統を守り続けています。現場で初めて貫入音を聞いている時は、「本当に陶器から出ている音なのか?」と思うくらい、きれいな音、いや、音色でした。今はまだ仮設のプレハブでの作業ですが、いつの日かまた立派な工房で貫入音が聞ける日が来ることを願っています。(千葉朋寛)

■ ACCESS

東京駅から新白河駅まで電車で約1時間15分

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