#695 『宮古上布の砧打ち』(17/10/8 放送)

沖縄県 宮古島市

「東の越後上布」「西の宮古上布」と呼ばれるほど人気が高く貴重な織物。「砧打ち」は、そんな国指定重要無形文化財でもある宮古上布の作業工程の1つで、布全体を打ち艶としなやかさを出す作業です。布を折りたたんだ状態で、「アカギ」の台板の上に置き、「イスノキ」の木槌でまんべんなく布面を打っていきます。この場所には、そんな砧打ちの音が響いています。

#695

■ DIRECTOR'S COMMENT

沖縄県は宮古島に代々伝わる「宮古上布」。今回は数ある作業工程の中で「砧打ち」の現場にお邪魔させて頂きました。生地の艶や滑らかさを出すために打つのですが、打つ前と後の感触の違いは一目瞭然。重さ4kgの木槌で何時間もかけて布を打ち続ける作業はとても大変ですが、叩いた時の反動で木槌が上がり思ったよりはラクにできるみたいです。とは言え、1反の織物を作るのに何万回も打ち続ける労力には脱帽です。(亀井清行)

■ ACCESS

那覇空港から宮古空港まで飛行機で約1時間

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