#702 『伊勢芋の収穫』(17/12/3 放送)

三重県 多気郡 多気町

伊勢芋は、多気町原産の伝統野菜。山芋の一種で栄養価が高くコクと粘り気があるのが特徴です。江戸時代享保4年にはすでに栽培されており、現在は栽培が低下しましたが、栽培の拡大と生産の増加、品質の向上につとめ科学的な研究を進め、現在の盛況を迎えました。親芋を頭上に頂くように子芋が大きく育つところから「親孝行芋」の別名があり、古来より婚礼や祝い事の贈り物に重宝されてきました。この季節、この地にはそんな伊勢芋の収穫の音があります。

#702

■ DIRECTOR'S COMMENT

多気町は地理的な要因から伊勢芋を栽培するのに最適な地とのこと。撮影時に多気町に到着した時も、広がる畑、流れる川と、農耕向きな大地なのかなという印象がありました。伊勢芋は、一見じゃがいものようですが、中は山芋のように粘り気が強く、撮影時に伊勢芋をいただいて自宅で食べてみたところ、今までに食べたことのない野菜でした。地元以外では、なかなか手に入らないところが残念です。(森野好)

■ ACCESS

伊勢市駅から多気駅まで車で約15分

PAGE TOP

PAGE TOP