#703 『せんべい焼き』(17/12/10 放送)

福井県 敦賀市

せんべい焼きは、約350年の歴史を誇る恵美須神社の例祭。神事を終えた後、点火し人々が火を囲み、せんべいを焼き始めます。長さ3mもの青竹の先に米粉で作った生せんべいをつけて、かがり火でじっくり焼き上げます。この火で焼いたせんべいを食べると悪病を払い無病息災になると伝えられています。辺りには、せんべいを焼く音が響いています。

#703

■ DIRECTOR'S COMMENT

3mの青竹を使い、せんべいを挟んでみんなで火を囲み焼く風景は、この地ならではといった温かみを感じました。来ていたご家族のお父さんにお話しを聞いていると「小さい頃からやっていて毎年楽しみにしており、自分にも子供ができて連れてくる年になった」とおっしゃっていました。また、神社付近を通られた方も「あれ、今日がせんべい焼きだったか」と身近な行事になり過ぎているのか、逆に日にちをあまり気にされていないような方もいらっしゃいました。途中雨に降られ、夜には雷もなるような天候でしたが、今年も無事にせんべい焼きが行われ、よかったです!(森野好)

■ ACCESS

米原駅から敦賀駅まで電車で約30分

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