#705 『カトリック金沢教会の鐘』(17/12/24 放送)

石川県 金沢市

1588年頃キリシタン大名高山右近によって広められた金沢のキリスト教。弾圧の歴史の後 1888年に信徒たちによって創設されました。聖堂のすぐ隣に5階建ての鐘の塔(鐘楼)があり、下からロープを揺らし5つの鐘を鳴らします。鐘の大きさや形状の差が、音色の違いとなり響き渡ります。

#705

■ DIRECTOR'S COMMENT

今回取材したカトリック金沢教会から流れる鐘の音ですが、普段夜のミサ前に鳴らされるのは、1つだけの鐘が鳴らされます。これは教会が近隣の事を考えられているから。夜に5つの鐘を鳴らすのはお盆時期など特別な時に限られています。しかし今回はクリスマス・イヴ放送という事で、神父様にお願いして無理を言って鳴らして頂きました(ありがとうございました!)。その様子を教会から少し離れた場所で撮影していたのですが、鐘の音を聞いた人が足を止めて「綺麗だなー、何かの式かな」とつぶやいて通り過ぎて行きました。この優しい鐘の音を関東の皆様に届ける事ができたのは、とても幸せな事だなと思いました。来年が皆様にとって幸多き年になりますように。(村上宗義)

■ ACCESS

金沢駅からカトリック金沢教会まで車で約15分

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