#728 『檜枝岐歌舞伎』(18/6/10 放送)

福島県 檜枝岐村

檜枝岐歌舞伎(福島県重要無形民俗文化財)は、江戸時代からこの村で受け継がれてきた農民芸能。普段は別の仕事をしている村人が演じています。檜枝岐村では数少ない娯楽として、春と秋の祭りで上演され人々を楽しませてきました。この地からは、そんな檜枝岐歌舞伎の音風景が聞こえてきます。

#728

■ DIRECTOR'S COMMENT

檜枝岐歌舞伎は江戸時代、伊勢参りに行った若者が初めて見た歌舞伎に感動し、これを娯楽の少ない村でやりたいと持ち帰ったのが起源。それ以来、農民たちによって親から子へと受け継がれてきたそうです。今は村人が700人ほどしかいませんが、しっかり受け継がれていました。かつては上演の日は、村中の人が神社の舞台に集まったそう。華やかな舞台とそれを囲む客席の雰囲気は270年前もここで同じことが行われていたと思うと、とても感動的でした。(鈴木響)

■ ACCESS

那須塩原駅から檜枝岐村まで車で約2時間10分

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