#734 『松笠風鈴』(18/7/22 放送)

栃木県 佐野市

砂鉄を溶かして作った国内唯一の砂鉄風鈴。江戸時代に、伊達藩の命を受けた鋳物師が創作し、その技法は一子相伝、門外不出とされ今も受け継がれている。武骨な形だが鈴のような音色を奏で、砂鉄独特のこの音色は同じものが無く、厳選された風鈴はわずか30%程しか製品にならないという。

#734

■ DIRECTOR'S COMMENT

約250年前から一子相伝で作られている松笠風鈴。一子相伝とは、技芸などの秘伝を自分の子の中の一人だけに伝えることだそうで、それが江戸時代から現在まで続いていることに驚きました。撮影にご協力頂いたご主人は23代目江田嘉茂左衛門さん。歴史を背負った鋳物師は動物好きなとても優しい方でした。松笠風鈴はネットで販売しているそうで、あの涼やかな音色を手に入れたい方は、江田さんのホームページをお探しください。(千葉朋寛)

■ ACCESS

小川駅から佐野市内まで車で約45分

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