#736 『曽我どんの傘焼き』(18/8/5 放送)

鹿児島県 鹿児島市

鹿児島三大行事の一つで、日本三大仇討ちの一つ「曽我兄弟の仇討ち」に由来する行事。薩摩の「郷中教育」の教材で、曽我物語を輪読していたものがやがて傘焼に発展していきました。曽我兄弟は雨の降る夜、傘を松明代わりにし父の仇を討ったという。その故事に習い、親を大切にしてほしいと願いを込め傘焼きが行われます。また、水害を鎮めるための洪水無災害と五穀豊穣も祈願しています。

#736

■ DIRECTOR'S COMMENT

今回の傘焼きの企画は、実は昨年の夏から進めていたのですが、昨年は雨で中止となってしまい、残念ながら撮影に行くことができませんでした。そして、今年の当日。今回も急な雨が降ったりやんだりと不安定な天候で「今年も無事に行えるだろうか・・・」と心配に思っていたのですが、今回取材にご協力いただいた鹿児島三大行事保存会の方は「傘焼きの時間になったら、やみます」と断言されたのです。すると不思議なことに、傘焼きの時間だけすっと雨がやみ・・・・・。薩摩の不思議な力を肌身に感じざるを得ませんでした!傘焼きは、生で見ても迫力があり、傘が燃えゆく様子、人々が傘を投げ込む姿は神秘的で、これが薩摩の夏なんだなと体感させて頂きました(森野好)

■ ACCESS

鹿児島空港から鹿児島市まで車で約45分

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