#750 『パーントゥ・プナハ』(18/11/11 放送)

沖縄県 宮古島

パーントゥ・プナハは、全身泥まみれの神様が集落内を練り歩く宮古島の重要無形民俗文化財。パーントゥは"ンマリガー"という産湯として使われた泉の泥を、つる草を使って全身にまといます。子供たちに泥を塗り、無病息災を祈ります。この日、島では笑い声と悲鳴が響き渡っています。(音声に無音部分がございます)

#750

■ DIRECTOR'S COMMENT

パーントゥの姿を初めて見つけた時、全てが灰色で無表情な面にどんなアングラな奇祭なのかと少し恐怖にも似た感情を持っていました。しかし神事が始まり、数千人(私の実感です)と集まる人たちや、泥を塗られても汚されても笑顔が絶えない来場者を見て、パワフルで楽しく、神と来場者たちの「寛容であれ」という関係がとても素敵に思えました。これは宮古島という環境がそうさせているのでしょう。自治会の方々さらには街の方々の優しく懐の深い人たちに出会い、その神事に触れながら、世界遺産に申請されているパーントゥ・プナハの意味がとてもよくわかりました。(村上宗義)

■ ACCESS

沖縄空港から宮古島まで飛行機で約1時間

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