#200 天然の空調設備?! (2015/3/29)

すみかそっくりの女の子「まどか」が窓を開けている。
窓の外から入ってくる風を感じている。すると、そこに建造がやってくる。

建造 「お、何をしてるんだい?」
まどか「今日は暖かくて、外の風が気持ちいいから
    空気の入れ換えをしようと思って…」
建造 「へえ、そうか・・・」
まどか「でも、もっと風が中にびゅーって入ってくるような
    家ってあったらいいのになあ~」
建造 「おうちのことなら、お任せだ!いつものように教えてあげようっ!」

【バードギールとは】

砂漠が広がるイラン中部の家には、バードギールと呼ばれる煙突のようなものが付いている。バードギールは、上空の比較的涼しい風を家の中に取り込むための通気口で、まさに天然の空調設備。また、季節風で起こる砂嵐を、部屋のなかに入れない工夫もしてあるんだそうだ。

まどか「へえー、世界にはいろんなおうちがあるんだね」
建造 「そうだよ。これからもずーっと教えてあげるからね」
まどか「うん!ひいお祖父ちゃん!」
建造 「……よしよし、お前のことは、ひいお祖父ちゃんが一生守ってあげるからね。
    お母さんみたいに、お嫁になんて行っちゃダメだぞ~」
まどか「私、お嫁になんか行かない!ひいお祖父ちゃんとずっと一緒にいる~」
建造 「昔はお前のお母さんも同じようなこと言ってたんだけどね・・・」

建造、幸せそうにまどかをみつめる。
ドアが開く。すると、そこには大人になったすみかが立っている。

まどか「あ、ママ!」
建造 「……おかえり、すみか!」

おわり