農園×ホームレス×ニート 『農スクール』

目指すは「食」と「職」の不均衡解消!若き女性起業家の新たな挑戦

慢性的な人手不足と後継者不足の影響により、危機的な衰退が進んでいる日本の農業社会。
年々低下する国内での食料自給率は主要先進国において最低水準で、多くを輸入に頼らざるを得ない状況が非常に深刻な問題となっています。

その一方、都心では仕事を失ってホームレスになる人や、働く意欲のわかない若者たち"ニート"が増加しているという現実......。

この"食"と"職"の不均衡を解消するため、2013年、NPO法人『農スクール』を創設したのが小島希世子さんです。

彼女は、神奈川県藤沢市の農園を舞台に各支援団体と連携し、ホームレス、生活保護受給者やニートの若者たちに向け、農業界への就労機会を生み出していく取り組みを開始。

働きたくても働けない人々、働く意欲がわかない若者たちを受講生として受け入れ、スクールの寮から農園に通ってもらうことで彼らの生活と農業をつなぐ仕組みを見事に作り上げたのです。

およそ1年間のプログラムを通して行なわれるこの『農スクール』は、3カ月を1ターン(学期)としたカリキュラムで構成され、"農"を通じたさまざまな体験を通してやりがいを得ながら、農業のイロハを学んでいきます。

さらに、自分たちで育てた野菜を受講生たち自ら料理してふるまう交流会を定期的に実施。
応援してくれる企業や個人の方々と一緒においしい旬の味を堪能することで、"生産者"としての魅力を実体験していくそうです。

土や自然に触れながら仲間と一緒に農業を学ぶことができる"畑の学校"。
"食"と"職"とをつなぐ新たなチャレンジが、日本の農業の今後を 大きく変えてくれるかもしれません。

※『ホームレス農園』小島希世子著 河出書房新社2014年10月24日発売

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