子どもを地域ぐるみで育てる『まちの保育園』

保育園の枠組みを超えて地域福祉のインフラを目指す、その仕組みとは?

近年、核家族化が進む日本では、子育ての悩みをひとりで抱え込んでしまう母親が多くいます
そんな中で、とある保育園が注目を集めています。

従来通りの枠組みを超えた『まちの保育園』を設立したのは、松本理寿輝(りずき)さん。
一橋大学商学部を卒業後、大手広告代理店に入社し営業を担当。3年後には建築企画のベンチャー企業を仲間と立ち上げ、取締役副社長に就任。
その後、かねてから温めていた構想を実現するべく保育現場での実践活動に参画。
2010年にナチュラルスマイルジャパン(株)を創業。『まちの保育園』を開きました。

松本さんが目指すものは、保育園が"地域のインフラ"になること
一番最初に設立した「まちの保育園 小竹向原」は、まちの人たちが誰でもかかわることのできるものになっています。

ここでは、誰でも自由に入れるカフェ「まちのパーラー」が併設され、地域の人達で賑わっています。
朝は焼きたてのパンを求める人、昼は母親や祖父母世代、夜は会社員やワイン片手の男性の姿も。週末は行列ができるほどの人気だそう。
他には、近所の陶芸家が園児たちの作品を焼いたり、能楽師を招いたりしています。
園の砂場を作り直すときには、保護者に加え、近くの住民も手伝いに駆けつけました。
また、保育園にボランティアとして関わっている人もいます。

現在、まちの保育園は六本木、吉祥寺を合わせ、3園あります。
しかし松本さんは、直接手掛ける保育園をこれ以上増やす気はないとのこと。
園に見学に来る「子どもの支援を中心に街づくりをしたい」という父母のグループを見て、「こういう人こそ保育の世界に入ってきて欲しい。保育士資格を持ちながら現場で働いていない約60万人の方も、担い手になる」と語ります。
そのためにも、いま自分たちがやっている取り組みを、全国どこでも誰でもまねできるようにしたいというのが願いだそうです。

地域みんなで子どもたちに関心を持ち、大切に育てることで、日本の未来を担う子ども達がすくすく育つ
松本さんの願いが広まり、日本中でそんな光景が見られる日が訪れるといいですね。

写真1 写真2 写真3

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