インビジブル・ピープル

あえて見逃してしまいそうな所に展示された“北朝鮮難民”のミニチュアフィギュア

国連難民高等弁務官事務所がソウル市立美術館と協力して、"多くの韓国人の目には映っていない北朝鮮難民"に目を向けてもらうため、『インビジブル・ピープル(目に見えない人)』という特別展示を実施しました。

現在、世界にいる約3500万人の難民のうち、約30万人が北朝鮮人であるとされています。
そんな北朝鮮難民の多くは、国に連れ戻され、厳しい拷問を受けたり、命を落としてしまうこともあると言われています。
しかし、隣国である韓国でも、この実情を知る人は少ないとのこと。

この特別展では、難民となっている実在の人をモデルに3Dスキャンし、ミニチュアフィギュアを制作。
それを、大々的に展示するのではなく、階段脇や非常口サインの上など、美術館の中を普通に歩いていては見逃してしまうような場所にあえて配置しました
ミニチュアフィギュアにスマートフォンをかざすと、モデルとなった人が苛酷な日々を語る映像を見ることができ、生の声を聞くことも出来ます。

入場者は、壁に映し出された「今日この美術館で、いったい何名の難民を見落としましたか?」というメッセージを見て、初めて特別展示の存在に気付く人も多かったといいます。

美術館へは展示開始から3週間で4万8千人を超える人が来館。多くの人が難民に対する励ましのメッセージをフェイスブックページに投稿し、そのメッセージは難民たちのもとへと届けられたそうです。

私たちが気付いていないだけで、世界には様々な問題を抱える国や人々が多く存在しています。
何か行動を起こすためにも、まずはその問題に対し、"気付く"ということが大切なのではないでしょうか。

写真1 写真2 写真3

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