Q:世界一きれいな海ってどこ?

照り付ける太陽の日差しも日増しに強くなり、いよいよ夏本番!
夏と言ったら海水浴、ビーチは連日大賑わい!
しかし、どうせ泳ぐなら、世界一きれいな海で泳ぎたい!

この疑問に挑むイッテQ!キッズは、神奈川県在住の佐藤彩佳ちゃん、中学一年生。
スキューバダイビング歴は1年で、これまで潜った海は伊豆と葉山。

彩佳「夢は、日本でしか潜った事が無いので、できれば世界一きれいな海で泳ぎたい!」

ならば、早速この夏、その夢を叶えてもらおう!
そんな彼女をサポートするのは、ソニン!

ところで、一口にきれいな海と言っても、魚の種類の多さやビーチ白さなど、その基準は様々。
その中で、我々イッテQ!がこだわったのは、ずばり「水の透明度」

我々は世界各地の海を独自に調査!
そしてたどり着いたのは「メキシコ:コスメル島」
ユカタン半島の南東に位置するコスメル島は、カリブ海に浮かぶ島。
島全体がキメの細かい石灰質の地層で出来ている為、降った雨がきれいにろ過され、
不純物をほとんど含まない状態で海に注ぎこむのだ。
その透明度は、50メートル以上と言われている。

2人がやってきたのは、コスメル島の中でも、ひときわ美しいと言われるサンフランシスコビーチ。
打ち寄せる波は、まさに無色透明。
そして、その海は深さが変わるにつれ、エメラルドグリーン、蛍光ブルーへと輝きを増す。
コスメル島は世界のダイバーたちから聖地と呼ばれていて、
イルカをはじめ、水生生物の種類も豊富で、その透明度は驚異的!

2人は、今回サポートしてくれるプロダイバーのロヘリオさんに案内され、
コスメル島の中でも最も透明だといわれるダイビングスポット「パラダイス」へ!
世界一といわれる透明度!
その水中にはどんな世界が広がっているのか?
いざ、ダイビング!

ソニン&彩佳「いってきまーす!」

2人は海に飛び込んだ!

ソニン「わあ、すごい!きれい!」
彩佳「すごいきれい!」
ソニン「サンゴがスゴイ、色がきれい!」
  
ここコスメル島の海は、熱帯魚の種類も世界有数!
色鮮やかで美しい熱帯魚たちが泳ぎ回っていた。

洞窟に入ってみると、そこはイワシの稚魚の住みかだった。
水中一面のイワシの群れが幻想的な動きを見せる。

彩佳「魚の動き見てるとおもしろい」
ソニン「不思議な光景だね」

世界一の透明度と言われる「パラダイス」を潜り終えた2人は、スタッフからある情報を告げられる。

スタッフ「実は、もっとスゴイ所があるんですよ」

彩佳「まだ他にも?」
スタッフ「透明度が80メートルから100メートルある」
ソニン「ホントに?それはちょっと楽しみ」
彩佳「行きたい!」
メキシコには、コスメル島の倍の透明度100メートルという、伝説のダイビングスポットがあるのだ。
2人は、コスメル島からユカタン半島へ船で移動。
ユカタン半島から、車に乗り込み伝説のダイビングスポットを目指す!
彩佳ちゃんの期待をのせて、森の中を走ること1時間、車が突然停まった。

ロへリオ「ここからは歩かなくちゃ行けないんだ」

目指す場所は、このジャングルの先。
ダイビング用タンクを背負っていざ出発!
しかしタンクの重さは15キロ。
ソニン「お〜重い!ホントにこれ持って歩くの?」

目的地までは、およそ5キロ、道なき道をひたすら歩き続けた。
そして1時間半が経ったとき・・・

ロヘリオ「ほら!あれを見ろ!」
崖の下には何やら水溜りが見える。
ロヘリオ「ちょっと降りて見てみよう!」

岩の隙間を慎重に降りていくと、清らかな水が溜まる小さな池が現れた!

ソニン「おー!すごい!」
ロヘリオ「よし!潜ろう!」
ソニン「ここで?これ?ダイビングできないんじゃないの?」
ロヘリオ「この場所が入り口なんだ。“セノーテ”って呼ばれていて、
この奥には最高のダイビングスポットがあるんだ。」

この場所こそ世界一の透明度を誇るダイビングスポット!
その名も『セノーテ』
ユカタン半島の地下水脈で網の目の様に広がっている。
セノーテは海ではないが、その透明度は100メートルにも達する!

ウェットスーツを身にまとい、準備も万端!
いよいよダイビングスタート!
神秘の地下水脈セノーテを行く冒険が始まる!

ソニン「うわぁ、きれい!」

2人の目に飛び込んできたものは、水中に注ぎ込む光のカーテン。
セノーテは所どころで地上に繋がっていて、そこから無数の光が差し込んでいる。
波がない為、ダイバーは空中に浮いているような感覚になるという。

セノーテの水は、この地に降った雨水がきめ細かい石灰質の地層によってろ過されたもの。
水には不純物がほとんど含まれず、プランクトンなどの微生物もいないため、魚も生息しない。

彩佳「ホント洞窟って感じで、結構深い。」
ソニン「すごいあれ!」

目の前に飛び込んできたのは、一点に注ぎ込む陽光、光の柱!
光と水が作り出す神秘的な現象だ。
光の柱の先に、なにやら怪しい物体を発見!
地上に生えている木が、水を求めてセノーテまで根を伸ばしているのだ。

奥に進むに連れ、水は更に清らかさを増す。
セノーテを進むこと30分、現れたのはたくさんの鍾乳石。
雨水によって一部溶けた石灰岩が再び固まってつらら状になったもの。

網の目状に広がるセノーテ。長いものでは100キロ以上に達する。
しかし、未だ解明されていないルートも多く、進入が制限されている場所も多数存在。

セノーテ周辺は、古代マヤ文明が栄えた場所でもあった。
「セノーテ」とはマヤ語で「泉」を意味し、古来、飲み水などの生活用水として使用されてきた。
現在は、水道の普及により、その役目を終え、今はダイビングポイントや観光スポットになっている。
プールの水よりきれいで安全な為、地元の人は好んでセノーテに泳ぎに来るという。

2人はセノーテの透明度を計測!
直径30センチの白い円盤がどれだけ遠くから見えるか実験をしてみる。
円盤からこれ以上行けないところまで離れた2人。直線距離で83メートル地点。
彩佳「全然見えま〜す!」
なんと、これだけ離れても白い円盤はしっかり確認できた。
推定するに透明度は100mを軽く越えそうだ。

ソニン「楽しいね、ずっと潜っていたい!」

潜水開始から1時間、セノーテの旅も無事終了。
こうして2人は世界一のダイビングスポットを制覇した!
ソニン「すごいね!」
彩佳「スゴイ楽しかった。日本じゃ絶対見られない、すごいきれい!」

セノーテは、現地のガイドをつければ誰でも潜ることが出来ます!
みなさんも、この夏は世界の果てで泳いでみては?