Q:世界の果てでマツタケをお腹一杯食べたい!

「世界の果てまでイッテ食う!」第一弾。
今回選ばれし食材は、大地の宝石“マツタケ”
しかし、マツタケを重宝するのは、世界広しといえども日本人くらい。
外国の人はほとんどマツタケを食べないらしい。
ということは、世界のどこかには大量のマツタケがほったらかしにされている場所があるのではないか?
その場所を探し出し、マツタケを思う存分食べてみたい!

そんな美味しいミッションに名乗りを上げたのは、
マツタケに憧れる少年、塩入亮太(しおいり りょうた)君、8歳。
亮太君の家は、長野県でマツタケ料理専門店を営んでいる。
「マツタケは自分で稼いだお金で食べてこそ、そのありがたみがよく分かる。
だから子供には食べさせない!」というお父さんの厳しい考えから、マツタケが亮太君の口に入ることはない。
ならば、世界の果てでマツタケを自力で探し、お腹一杯食べようではないか!
亮太君をサポートするのは、マツタケ大好きベッキー。

調査の末、マツタケはアカマツの根元に生え、そのアカマツは
ヨーロッパ及び北米に多く分布されていることが判明。
では、どの国に行くか…。
ベッキーが目を付けたのは、北欧・フィンランド。
フィンランドは「自然享受権」という法律があり、国有地や他人の私有地でも、生えている野生のキノコや野イチゴを誰もが採ってもよいとされている。
行き先はフィンランドに決定!

本当にフィンランド人はマツタケに興味が無いのだろうか?
不安を抱えつつも、フィンランドに到着した2人はインタビューを開始!
結果、ほとんどの人がマツタケの存在を知らなかった。
それどころか、日本から持ち込んだマツタケの匂いを嗅いでもらうと…。
「臭い」
「腐ってるんじゃないの?」
という反応。

日本人との反応の違いは「マツタケオール」と言うマツタケに含まれる匂い成分に由来する。
マツタケオールは大豆にも含まれている為、醤油や味噌などを好む
日本人には“いい匂い”
一方、欧米諸国では“イヤな匂い”となるのだ。

2人はフィンランド森林調査局を訪ね、アカマツが生えている場所を
教えてもらうことに。
迎えてくれたのは、局員のエイラマイヤ・サボーネンさん。

エイラマイヤさんから広大なアカマツ林を教えてもらい、
いよいよ“マツタケの楽園”を目指す!

翌朝、アカマツ林に到着。
しかし、道中いろいろな種類のキノコを見つけるも、
お目当てのマツタケはなかなか見つからない。

森に入って3時間…。
最初に見つけたのは亮太だった。
亮太    「これ結構、似てるよかおり!」
エイラマイヤ「正解!マツタケよ」

なんと手に余るほどの巨大なマツタケ発見!
日本では成長する前に採られてしまうが、フィンランドでは誰も採らない為、
傘が開いていて大きい。

マツタケは1本見つかると、その周りにも生えている可能性が高い。
すぐに2本目発見!
1本目にも勝るとも劣らない大きさだ。
ベッキー「亮太の顔より大きいよ!」

次から次へと、マツタケが採れる!採れる!採れる!
これぞまさに世界の果てで見つけたマツタケの楽園!

60年前までは日本でもこのようなマツタケの楽園が存在した。
アカマツの枯れ枝が燃料として使われ、森がキレイに保たれていた為だ。
しかし、戦後、燃料を石油に頼るようになってからはアカマツの枝は放置され森は荒れ放題。やがてマツタケの楽園は消えてしまったのだ。

最終的にこの日に取れたマツタケ、実に104本!

たくさん採れたが、果たしてお味はどうなのか?
持参した七輪で巨大マツタケを焼いて食べてみる。
亮太    「うまっ!」
ベッキー  「おいしい!全然日本産と変わらない。」
エイラマイヤ「・・・」

どうやらエイラマイヤさんのお口には合わなかったようだ。
亮太君とベッキーは日が暮れるまでお腹いっぱいマツタケを食べた。
こうして、フィンランドの旅は大満足の内に幕を閉じた。

食べきれなかったマツタケを日本に持ち帰った2人。
フィンランドのマツタケは日本ではいったいどのくらいの価値があるのか?
やってきたのは、東京・赤坂のマツタケ専門店。
料理長にフィンランド産のマツタケを鑑定してもらう。
料理長 「1本2500円から3000円くらいですね」

2人で採ったマツタケの総額はおよそ30万円にものぼった!
しかし、これが国産のマツタケならば、値段は10倍!
1本25000円から30000円にもなるそうだ。
やはりマツタケは嗜好品、ブランドによって値段が決まるのだ。

その頃、フィンランドではベッキーと亮太君の収穫の様子が地元新聞の
一面を飾っていた!
「世界をまたにかける冒険家ベッキーと亮太がマツタケを捜索!」
「マツタケが我が国に経済発展をもたらすなら、収穫するネットワーク作りが
 早急に必要だ!」

ベッキー&亮太、二人の活躍によりマツタケの価値がフィンランド中に
広まった!
フィンランド産のマツタケが、みなさんの家の食卓に並ぶ日もそう遠くないかもしれない。