Q:珍獣ハンターイモト ワールドツアー

この星には、我々の知らない摩訶不思議な生物、
すなわち”珍獣”があまた存在する。
そんな珍獣の驚くべき生態を皆さんにお届けします!
その使命を背負うのは
              俊足女芸人、イモトアヤコ!

これまで、4か国をまたにかけ
様々な珍獣の生態をリポート!

しかし、ちょっとした問題が発生。
それは世界を何往復もする、
イモトの飛行機代が番組予算を圧迫。

緊急会議を重ね、たどり着いた結論は…、
「一度行ったら、しばらく行きっぱでお願いしよう。」

一回行ったら行きっぱなし!
新タイトル「珍獣ハンターイモト ワールドツアー」

記念すべき最初の舞台は、
インドネシア・マレーシア・ブルネイの
3か国が領有する、ボルネオ島。
最初に訪れたのは、島の南西、インドネシア領・クマイ!
記念すべきボルネオ島最初の珍獣とは、
オランウータン!

まずイモトが訪れたのは、
オランウータン保護センター。

オランウータンは
現在、絶滅の危機に瀕している。
農地の開拓による森林伐採、
そして、後を絶たない密猟によって、
かつて17万頭いたオランウータンは、
現在、2万5千頭にまで減った。
専門家によれば、
12年後には、絶滅すると言われている。

今回は、そんな保護活動に密着し、
オランウータンの生態を見て行く。

保護されているのは、母親が密猟された子どもや
母親に子育てを放棄された子ども、そして母親が病気で倒れてしまった子ども。
保育員が母親変わりとなり、
様々なトレーニングを行い、野生に帰れるよう育てている。

イモトが母親代わりをつとめるのは、
4歳の男の子、デレン君。

好奇心旺盛なデレン君。
実は、0歳のとき、
ハンターの銃弾によって母親を失い、
その亡がらの脇で保護された。
保育員の愛情を受けて育ち、
今では、センター1番のヤンチャ者!

オランウータン保育員のお仕事。
その1 食事のトレーニング。

野生のオランウータンは、果物が主食。
授乳期間は長く、赤ちゃんは5歳まで母親の母乳で育つ。

ここでは、赤ちゃんにはミルクを与え、
成長とともに、バナナやマンゴーなど野生の食べ物を与え、慣れさせていく。
知能の高いオランウータンは、手先も器用。
誰に教えてもらう事もなく。
みかんの皮をスムーズに剥く。

オランウータン保育員のお仕事。
その2 野生に返したオランウータンのチェック

イモトは、26歳のオスのオランウータンに遭遇。
オスはメスよりも体が2周りも大きい。
オランウータンはおよそ50年生きる。
今はバリバリの働き盛り。

オランウータン保育員のお仕事
その3 木登り訓練

天敵から逃れ食べ物を確保するためにも、
木登りが下手では、森で生きていく事は出来ない。
木登りが上手くなるよう
3歳以下の赤ちゃん達は
人工遊具でトレーニング。
日々体を鍛えている
4歳以上の子供達は、ジャングルで実践!
木に登らせる。

イモトを母親代わりとするデレン君
実はこの日が本物の木、デビューの日!

しかし、イモトに抱きついたままのデレン君。
イモトから一時も離れたくないようだ。
しかし、これが出来ないと、
ジャングルで生きては行けない。
ようやく木に登り始めたデレン君。
ジャングルデビューはなんとか合格!

こうして、イモトは丸3日、
デレン君の母親として、保育員を立派に勤めた。

そして別れのとき。
デレン君も寂しそう。
多くの学者は語る・・・オランウータンには感情があると。
いつか、人間と森の人オランウータンが
共存できる日は来るのだろうか?
デレン君の未来にあるのは希望か?絶望か?

我々、人間の手によって
絶滅の危機に瀕しているオランウータン。
皮肉にも、彼らを救えるのもまた、人間だけなのだ。

珍獣ハンターイモト、旅は続く…。