Q:世界遺産100個100万円で見られるの?
〜松嶋尚美の深夜特急 第2章〜


香港から1万キロ!ゴールはロンドン!
1万円で世界遺産をつなぐ旅!

世界遺産を1つ見るごとに1万円が松嶋に支給され、
旅の移動費、食費、宿泊費などは全てそこからまかなうのが旅のルール。
前回、香港をスタートした松嶋は、
マカオ歴史市街地区とベトナム・ハロン湾を制覇!
移動距離は、約1,200km。
今回、旅の舞台はラオスとタイ。
世界遺産100個制覇まで残り、98個!

今回の旅は3か国目ラオスから。
前回の終着点ベトナム・ハロン湾からの交通費を引いて
所持金¥18,320でスタート。

時刻は、午前5時30分。
松嶋はラオス北部に位置するルアンパバーンにいた。
かつてフランス領であったこの街は東洋文化と西洋文化が
入り混じり、独特の雰囲気を醸している。
1995年、街全体が世界遺産に登録された。

ここでの朝の名物はお坊さんの托鉢(たくはつ)。
松嶋も路上で売られているもち米を買い、お坊さんに施す。
托鉢とは仏教を信仰するラオスで毎朝、僧侶にお米などの食べ物を施す
仏教的儀式。仏教徒でない観光客も自由に参加できる。

目指す次の世界遺産は、タイ・スコータイ遺跡。
やってきたのは高速ボート乗り場。
すぐ横を流れるのはメコン川。
これをボートで6時間遡上し国境を越える。
さらにバスを乗り継ぎチェンマイまで行くのが本日の目標。
しかし!
松嶋「ウソやろ?嫌や〜、絶対無理!絶対無理!」
そこにあったのは全長6m、幅1mほどの小ちゃなボート。
これで6時間、300kmの移動…。
本当にこれでタイに辿りつけるのか?
松嶋「イモトさん代わって〜〜!」

一抹の不安を抱えながら国境に向けフルスピード!
土砂降り雨の中でも突き進む。
雨粒はまるで小石のように打ちつける。
さすがの新妻も鬼の形相。
それでも松嶋は、この旅で確実にたくましくなっていった!

6時間後、無事国境の町フエイサイから、
メコン川を渡り向こう岸のタイへ入国。
国境からスコータイまでは600km。
今夜は道中のチェンマイで一泊。

翌日。
たどり着いたスコータイ遺跡は、東京ドーム15個分の敷地面積を誇り、
小さいものも含めると300以上もの遺跡がある。
そのため、観光客向けに自転車のレンタルを行っている。
歩いて回ると一日はかかる遺跡巡りもこれなら楽チン。
まず松嶋が向かったのは、スコータイで最も重要な遺跡。
その名もワット・マハタート。
当時のスコータイ王朝で一番最初に建てられた重要な寺院。
スコータイ、その名が意味するのは「幸福の夜明け」。
13世紀後半に栄えたタイ族最初の独立国家で、
現在のタイ王国のルーツとされている場所。

スコータイを制覇し1万円を手に入れた松嶋。
この企画、5つ目の世界遺産をアユタヤに決めた。
目指す道中、ピサヌロークという町で松嶋には
どうしてもやりたいことがあった。そこには…

屋台の前でフライパンを持つ料理人、中身は調理したての空芯菜。
これを天高く放りあげ…、何故かバスの上でフライパンを持って
待ち構える男がキャッチ。
これぞピサヌローク名物「空飛ぶ空芯菜」!
元々は客寄せの為に始めたパフォーマンス。
今では、これをキャッチするためだけに足を運ぶ観光客も少なくない。
早速、松嶋も挑戦!
空芯菜の女神と化した松嶋、テンションMAXでステージへ。
お金がないため許された勝負は一回だけ。そして・・・
天高く舞い上がった空芯菜は見事松嶋のフライパンに収まった!
取れた自分にビックリ!

大満足の松嶋、再び300km先のアユタヤへ出発。
移動は、この旅初の寝台列車。
時刻は0時5分、息をひそめて今夜の寝床へ。

そして朝5時30分、アユタヤ駅へ到着。
遺跡まではすぐだが、街はまだ眠りの中。
町が動き出すまではあと数時間。駅のベンチでもう一眠り。

午前10時。
松嶋はアユタヤ名物、象タクシーに乗っていた。
象の背中に揺られてアユタヤ遺跡巡り。
アユタヤは、スコータイ王朝に続き、
14世紀後半から400年以上も栄えた大王国。

ここで最も人気が高いのは大木の根にすっぽりと埋まった仏頭。
これは一体どのようにして出来たのか?
そこには深いいきさつがあった。
かつてアユタヤでは金塊を仏像の内部に隠した。
しかし、ビルマ軍の侵攻により王国は滅亡。
と同時にすべての仏像の首ははねられ金塊は略奪されたのだ。
地面に転がり落ちた頭部。
それを菩提樹の大木が大切に拾い上げるかのように根をはり
この形となった。

そして迎えた最終日。
世界自然遺産カオ・ヤイ森林保護区が次のターゲット。
アユタヤからバスで、およそ2時間。

世界遺産カオ・ヤイ森林保護区は、東京都に匹敵する広さの熱帯雨林。
800種類以上生息すると言われる珍しい野生動物や
自然が作り出す絶景を楽しむことができる。
お目当てはヘオ・スワットの滝。
そして…。
松嶋「スゴイ!滝って激しいものなのに、なんか心が静まる!」

深夜特急、第2章はここまで!
滞在日数4日、総移動距離2100km。
使ったお金はたったの17862円
遺産100個制覇まであと94個!