Q.イッテQ!登山部・新たなる挑戦!〜マッターホルン登頂への道!〜


イモトが挑む第4の山それは、標高4,478m。
アルプスの角と呼ばれる『マッターホルン』
美しいその姿とは裏腹にひとたび登るとなれば、
鋭く切り立った岩肌にへばりつかなければならない。
19世紀半ばまで難攻不落といわれ、
アルプス山脈の中で最後まで登頂を許さなかった砦である。





まずは、富山・剱岳で1週間の強化合宿。
剱岳山麓で、登山部顧問・貫田氏と合流。
今回は、日本屈指の山岳ガイド。
山本さんと奥田さん全面のサポートの元、
岩登りの技術をイチから学ぶ。
今、イモトがいるのは国立登山研修所。





高さ17mの人工壁が設置されており、
安全に本番さながらのトレーニングができる。
イモトを始め、登山部全員が初めての岩登り。
素人から見れば、切り立った壁。
足場はわずか2、3cmの岩の溝や突起。
それでも山男は、いとも簡単に登る。






クライミングのコツは「三点確保」。
両手両足のうち常に3点で体を支え、残りの1点で
次の手がかり、足がかりを捉えていく。
こうする事で、最小限の体力で登る事ができる。






なんだかんだ言ってもイモト、意外とするする登っていく。
止まることなく、登攀成功!
こうしてこの日は、人工壁をただひたすらに登り下り
クライミングの基礎を体に叩き込む!








8月6日。
今日から実践的なトレーニングに入る。
その舞台こそ劔岳。
剣のように鋭い山並みが連なる事からその名がついた、
標高2,999mの岩の殿堂。
劔岳での強化合宿は5日間。
その基地となるのは、登山口から7時間ほど登った
標高2,000mにある真砂沢ロッジ。

古来、「死の山」と云われ、
明治後期までは登頂不可能とされてきた剱岳。
しかし今日では、登山技術とルートが確立され、
多くの登山者がここを訪れる。
ただし、こちらの皆さんは山歩きを楽しみにきた方
頂上を目指すなら、入念な準備や熟練のガイドが必要です。
道が険しくなるにつれ、人も減ってきた。
そんな中出会ったのは…
「山岳警備隊員」
晴れれば、見とれるほど美しい夏の剱岳
しかし、油断はできない
そういった矢先、落石が!

間一髪でかわした。




ある程度登った所から、
谷間を下りると、そこが今日の目的地。
マッターホルンにむけての
強化合宿の基地となる「真砂沢ロッジ」
登山の上級者のみが集まる山小屋だ。
明日から3日間。ひたすら山と向き合う。




8月7日。トレーニング開始。
マッターホルンは、岩と雪と氷の足場。
それを想定した練習を積む。
雪山用のアイゼンを装着。
これで登るのは高さ5m、70°の岩壁。





普通の靴に比べ、足場はいっそう見つけづらくなる。
ここでは5mm程の溝に歯1本を付きたて登る。
必要なのは、集中力と足場を信じる勇気。







翌日は、その高さになれる訓練。
挑むはCフェースと呼ばれる、高さ200mの岩壁。
イモト根性で、難関・Cフェースの訓練を見事クリア。







合宿最終日、いよいよ剱岳山頂へ!
今回はマッターホルンを想定し、
剱岳の中でも最も過酷な「源次郎尾根ルート」を登る。
早朝4時にロッジを出発。
谷間を登り、源次郎尾根ルートの入口へ
ここから岩山をクライミングし、
T峰、U峰と呼ばれる2つの山を越え、
最終的に剱岳本峰の山頂に立つ。


まずは、雪渓と呼ばれる雪に覆われた谷を1時間登る。
最初の砦は、剱岳・T峰に向かう600mの岩場。
時刻は午前5時30分、クライミング開始!





ガイドが先行し、
安全を確保できなければルートは決まらない。
慎重、かつスピーディーに登る!
ルートは限られるため、
全員のペースを合わせていくことも重要。
手には極力負担をかけず、両足で岩を踏む。




斜面の角度はめまぐるしく変わる。
この垂直の壁を登りきれば、そこが剱岳・T峰の頂上。

景色を楽しむ余裕が出てきたイモト、
やはりクライミングは場数が最も大事。






実は、剱岳のような岩山は
ひたすら登るわけではない。
ご覧のように登った後は、
下りなければ次には取り掛かれない。
T峰からU峰へは、ご覧のような山の稜線を1時間ほど登る。






そして、出発から7時間。
ついにU峰まで到達。
しかし到着してすぐ修羅場が待ち受ける、
それはU峰から垂直に下りる難所。
高さは35m。
これをロープ1本で下るのが懸垂下降という技術。
エイト管と呼ばれる金具にロープを通し、調整しながら下りる。
怖いが、これもマッターホルン登頂には、絶対欠かせない技術。
イモト、下りる事に関しては、度胸も技術も問題なし。

ところで、我々の編集で、
その大変さがどれだけ伝わっているか定かではないが
劔岳を安全に登るためには、
ロープの設置など万全の準備と経験が必要。
しかも、ガイドは日本屈指の人達ばかり
「イモトが行けるのだから、私も!」という安易な挑戦は
絶対辞めてください。





懸垂下降をクリアすれば、あとは1時間の登り
そこが岩の殿堂、剱岳本峰の頂上。

目の前に広がるのは立山連峰。
ここで、不思議な事が!
なんと、石崎も剱岳を制覇!
しかし、喜ぶのはまだ早い!




剱岳に登ったからといって
マッターホルンに登る許可はおりない。
マッターホルンへ登れるかどうかのテストは、
スイスのブライトホルンという山で行われる。




イッテQ!登山部、マッターホルンの頂はまだ遠い!