Q.イッテQ!登山部 エベレスト直前最終合宿


桜咲く4月。
いよいよエベレスト出発の時。それに先立ち、
今からおよそ一か月前。
イッテQ!登山部は長野県で直前合宿を行った。

ここで天国じじいと合流。

今回の合宿はエベレストの難所を超えるための訓練。
エベレストは氷と雪と岩を足場とする山。
気を抜ける場所など、どこにもないが、
特に注意しなければならないポイントが2つある。
「最初のアイスフォールと最後のヒラリーステップ」


第一の難所はアイスフォール。
それはベースキャンプを出るとすぐに待ち構える。
深さが20m以上あるクレバスや巨大な氷壁が無数にそびえる氷の迷宮。
それを乗り越えるためには、アイスクライミングの技術が必要不可欠。
そして、もうひとつがヒラリーステップ。
それは61年前、初登頂を果たしたエドモンド・ヒラリーが苦難の末に乗り越えた難所。
標高8,848m地点、頂上直下に立ちはだかる、高さ12m、垂直の岩壁。
今回の合宿では、これら2つを想定した訓練を行う。

イモト「私の一番苦手なやつですね。」
エベレストの登頂スケジュールは最短でも50日。
厳しい環境での過酷なテント生活。

合宿1日目はアイスクライミングの訓練。
登るのは、高さ11mの人工氷壁。
本番では標高6,000mでこの状況が待ち構える。
まずは天国じじいのお手本。
ご覧のように打ち込んでピッケルと両足で、きれいな二等辺三角形を作ることがポイント。
実はイモト、アイスクライミングが苦手。
そんなイモトに対して、あの男が成長を見せた。
登山部主任、石崎ディレクター。
イモト「できてるじゃん!」
見事な二等辺三角形を作り、登っていく。


石崎「手ごたえはマナスル登ったあとからあったからね。
山登りの極意をつかんじゃったんだよね、
実は。自分の体をいたわらないってこと!」
彼はこの間違った極意を信じ、エベレストに登る。
一方、そんな石崎にライバル心を燃やすイモト。
繰り返し氷の壁を登り、要領を掴んだ。

イモト「アイスフォールでハシゴ?」
アイスフォールには氷壁だけなく、
クレバスと呼ばれる割れ目が無数に存在する。
大きいものになれば、その幅は10m以上もあり、
そこにはハシゴをかけて、渡ることになる。
続いてこのハシゴ渡りの訓練。

合宿2日目はイモトのふるさと鳥取で岩登り訓練。

イモト「私の地元鳥取県大山にやってきました!」
トレーニングの舞台は標高1,729m、
日本四名山に数えられる、大山(だいせん)。
その佇まいが富士山に似ていることから、
その地名にちなんで、伯耆富士(ほうきふじ)の名も持つ美しい山。
大山で1泊2日の山籠り。
初日まずは、仮想ヒラリーステップとして登る、
高さ13m、傾斜角度80度の岩壁。

とはいえ、岩登りはイモトが得意とするところ。
マッターホルンで鍛えに鍛えた技術は折り紙つき。
傾斜角度80度ほぼ、垂直の壁でもスルスル登っていく。
しかし、問題は8,800mというデスゾーンでこの試練を乗り越えなければならないということ。
一方間違った山登りの極意を掴んだ石崎も岩壁を制覇。

続いてはテントで精神力を鍛える訓練。
今夜はひとりで眠り、不安と寂しさに耐える。
精神的に不安を抱えるイモト…それを克服する何かが必要。

そして、合宿の総仕上げは大山登山。
標高1,729mの山頂までは片道4時間の道のり。
イモト「いろんな記憶がよみがえってくるわ…」
実はイモト大山を登るのはこれが初めてではない。
今から17年前、この山に遠足で登ったのが
人生初の登山だった。
イモト「小学校の大山合宿でみんなでお風呂入るときパンツを落としちゃって、二日間同じの履いたんです。その後パンツの落とし物が出てきて、手を挙げられなかったんです…。」 あの日、同じパンツを2日履いて恥ずかしかった少女は17年の時を経て、1週間同じパンツを履いてもへっちゃらな大人へと成長した。

これまで5年。
世界の名だたる名峰に挑み続け、
経験と実績を積み重ねてきた。
そして、いよいよこの春、エベレストに向けて旅立つ!

そして、登頂成功。
イモト「成長した姿を大山にも見せられてよかった」
イッテQ!登山部、エベレスト直前合宿はこれで終了。
やるべきことはすべてやった。
あとは世界最高峰が我々を受け入れてくれるか。

イモト「覚悟は決まってます。
エベレストに向けての5年間つながってきてると思うので。
成功させてたいですね。」




石崎「今回はイッテQ登山の挑戦なので、
イモトがいてもいなくても行ける人は上に行く。
僕が頂上からの景色を皆さんにお伝えします。」