日本一家庭料理がうまい女性決定戦!レシピの女王 超一流シェフ達があなたのレシピを審査

レシピ紹介

ステージA

中島裕美さん 熊本県・食育インストラクター

「ガリガリ衣の胸肉揚げ♪梅肉ヨーグルトソースを添えて」

”錯覚”を利用したアイデアから揚げ

材料

<ガリガリ衣の胸肉揚げ>
鶏むね肉(2枚)
焼き米(2カップ強)
米粉(大さじ3)
えのき茸(1袋)
エリンギ(1本)
酒(大さじ2)
白だし(大さじ1)
醤油(小さじ2)
揚げ油(適量)

<梅肉ヨーグルトソース>
プレーンヨーグルト(1カップ)
梅干し(大1個)
昆布茶(小さじ1/2)

<付け合せ>
サラダ玉ねぎなど適宜(適量)
ぶぶあられ(適量)

作り方

【手順1】
えのきをキッチンばさみで1センチほどの大きさに切り、エリンギは包丁で細かく刻みます。

【手順2】
(1)と酒、白だし、醤油をフライパンに入れて炒めます。
※炒めた後に粗熱を取っておくと、【手順3】の作業がやりやすくなります。

【手順3】
鶏むね肉は3センチ程の大きさにそぎ切りにします。
お肉の真ん中に切り込みを入れて(2)をたっぷり詰め、竹串でとめます。

【手順4】
(3)に適量の米粉をふってまぶし、残った米粉を水で溶いてくぐらせます。

【手順5】
(4)に焼き米をまんべんなくまぶし、180℃の油で揚げます。
※焼き米の代わりに、堅焼きのおせんべいを細かく砕いて衣にしてもOK!

【手順6】
軽く水を切ったヨーグルトに、梅干しを細かく刻んだ梅肉ペーストと昆布茶をよく混ぜあわせます。

【手順7】
(5)と付け合せの野菜を盛り付け、ぶぶあられを散らしたら完成です。

大会の1週間前から、食材を忘れる夢を見るなど、落ち着く暇がなかったという中島さん。地元熊本で作られるガリガリとした食感の「焼き米」を衣にし、そのコントラストで中のむね肉を柔らかく感じるという、”錯覚”から揚げで挑戦してくださいました。見て楽しい、食べて美味しい、実にユニークなレシピですが、そんな発想をするようになったのは闘病の経験がきっかけだったとか。命をつなぐため手術することが決まった時、「もっと子供達に楽しい食事を作ってあげたかった」と強く後悔したそうです。その経験から、回復後は家族で楽しめる料理作りに日々取り組んできたという中島さん。審査が終わったとたん、これまでの様々な想いがポロポロと涙となって溢れていました。結果は惜しくも敗退となってしまいましたが、元気を取り戻し家族の前で挑戦したその姿は、お子さんたちの目にしっかりと焼きついたに違いありません。これからも中島さんの愛情を込めたアイデア料理を囲んで、ご家族と楽しい時間をたくさん作ってくださいね。

▲ページの先頭へ