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CRIME26 「Over the rainbow」 (2010/9/28更新)

マリオのところに、かつてボクシングで闘ったジェフリーが訪ねてくる。マリオは彼に呼び出され、翌日米軍基地内のジムを訪れる。トレーナーのジミーから、リングに上がるように言われ、スパーリングを始めるマリオ。彼は「もう一度リングに立ちたい!」そう願いながら毎日トレーニングを続けていた。だが、ジェフリーの指示で右拳を繰り出すと、虚しい音がジム内に響く。マリオの右拳は完治していなかったのだ…。彼にボクサーとしての素質があることを感じ取ったジミーは、ボクシングを続けたいのなら、腕利きの医者を紹介すると言う。そこで紹介された東田という男は、何人ものボクサーの拳を治してきた医者だった。だが、マリオの拳のような状態は診たことがなく、かなりリスクの高い手術になるという。それでも、もう一度リングに立つため、アンチャンの夢を叶えるため、マリオは手術を決行することに。手術を受けることをアンチャンの墓前に報告しにきたマリオは、偶然アンチャンの母親と出会う。アンチャンのボクシングシューズを譲り受け、改めてプロのリングに立つことを誓うマリオだった。

――手術が成功したマリオは再びリングに立つ。それぞれが自分の夢に向かって必死にがんばっている二舎六房の仲間たちの声援を胸に、今度は自分がアンチャンの夢を叶えるべく、治ったばかりの右拳を繰り出す。「アンチャンの夢は、俺が!」

二舎六房の少年たちは深い友情と共にそれぞれの道を歩んでいく。彼らを支えていたのはアンチャンの残した言葉と固い意志だった。